リーチの強さについて
リーチ。アメリカで生まれ日本に逆輸入された手役の一つ(仲間に緑一色(別名オールグリーン)や七対子がある)で、宣言することでその役を成すという他に類を見ない手役である。
門前で聴牌すれば宣言することができ、
1000点の供託を添えて1翻アップと一発、裏ドラの抽選を得ることが出来る。
この記事のタイトルにもあるリーチの強さについてだが、まず結論から言うならば、
凄く強い。これだけやってれば勝てるってくらい強い。明らかなぶっ壊れキャラ。
である。先程述べたお手軽発動条件に対しツモ、一発、裏による打点上昇はもはや2翻役と言って差し支えない。
特にタンヤオ、ピンフ、役牌、ドラといった他の一翻役との親和性は極めて高く、「メンタンピンツモドラドラ」や「リーチ役牌ドラ裏」などの高打点アタックは現代麻雀においてはこれ一つでその半荘の決定打となるものであるといえるだろう。
もし初心者でこの記事を読んでいる人がいるならばその人に言いたい。
麻雀はリーチをたくさん掛けた人が勝つ。他のことは一切考えずとにかくどうすれば最速でリーチと言えるかどうかだけを意識すれば勝てる。もうここからの記事は読まなくていい。とにかくリーチが強いってことだけ覚えてくれればそれでいい。
ということである。そんないい事づくめのリーチだがもちろんデメリットもある。
①相手に聴牌であるとわかる
まぁそういう役なのだから当然である。聴牌していないのにリーチするとチョンボ、つまり反則になってしまう。
それを覚悟であえて行う場面というのも麻雀漫画には度々登場するが、基本はマネしない方がいい。
聴牌であるとわかるとどうなるか。
②警戒される
雀魂の銅の間から金の間、天鳳の上級卓くらいまではその限りでないが、基本的にまともに押し引きを知っている人であればリーチに対し自分が2シャンテンなら降りて現物を切る。
「ダマなら出るけどリーチなら出ない」
もしくは、
「ダマだったらわざわざ切らない牌だけどリーチが来たので安牌だと思ってた字牌の暗刻落としをして単騎待ちに放銃した」
ということが起きるわけだ。
特に天鳳の特上卓及び鳳凰卓や雀魂の王座の間になると警戒は更に強くなりそうそう当たり牌は切られない。全員が急にベタベタと安牌を切りまくってきて流局にさせられる。(ちなみに鳳東は例外的にめちゃくちゃ押される。彼らは「なんか1000点落ちてる、拾わないと……しかもこいつ鳴きに対してケアしないで何でも切ってくるな……チャンスやん」としか認識していないという噂を聞いた。)
実際に鳳東打ってみてわかったが嘘だ。あいつら的確に回してくるし危険牌はそこまで押してこないけどでも全員しっかり聴牌取ってくる。必要以上に日和ることはないが言うほど全ツッパしてくるわけではない。
というか鳳東を打つこと自体がpt効率的にはかなりよろしくない。あの鬼面子相手にしてトップで60ptしか貰えないの実際どうかと思う。
これは言い換えるならメリットでもある。つまりどんなゴミのようなリーチでもかけてさえしまえば降りてもらえて和了られずに済むからだ。これはMリーグではKONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人選手や前原雄大選手などがよく使う戦法である。
相手を降ろしてしまいさえすれば絶対に失点はしない。何しろ相手は和了れないのだから。あとはじっくりツモればいいし、それが駄目でもノーテン罰符で十分プラスである。これが麻雀において最も強力な戦法であり、
③反撃に対応出来ない
リーチというのは掛けてからはそれがカン材か和了牌でない限りどんな牌であってもツモ切らなければいけない。例え東南西とポンしている人がいても北をツモ切らなければならないし、オープンリーチが入っていても切る事が義務となる(一応誤ツモをすることで失点を満貫払いに抑えることもできる。出禁になるけど。)
そのため追っかけリーチというのは相手が大上段に構えている所に真っ向から踏み込んで行くような捨て身の攻撃になるわけだ。成功すればリターンは大きいが失敗した時のリスクもまた大きい。また追っかけでなくともホンイツ、ドラポンなどの高打点の副露が見えている時の愚形リーチのみなどはあまり割の合う勝負にはならないのでおすすめしない。
ただし、これも基本的にリーチ+もう1翻あれば追っかけリーチが優位となることが多い。自分の和了はツモと他3人からのロンの4通りあるのに対し放銃は自分が切って振り込むケースしかない。なんだかんだ愚形でも追っかけリーチの放銃率は20%を上回ることはそうそうないのだ(宣言牌が安牌なら)。
まあ聴牌したらリーチ掛けとけばとりあえず10回のうち7回は正解できる、みたいに覚えておけばいい。
ただし三麻は割と話が変わる。
高打点良形聴牌でもダマで押してスライドや受け替えで危険牌を切らずに押し返すみたいなテクニックを使うことがあるからだ。
手が高くなればなるほどリーチの打点上昇の恩恵が小さくなるため、そのような通常の四麻なら無視していいようなことも視野に入ってくる。
役なし聴牌でもダマからの降りというような手順を踏むこともかなり多い。
④手替わりができなくなる
先ほど挙げた理由に比べるとかなりどうでもいい部類に入るものである。
基本的に手替わり(特に2回変化してようやくできるようなもの)を待つことは損になるし、
だいたいその変化する牌を引く前に和了牌を持ってくることになる。よほどのこと(リーのみ→ホンイツやチンイツ、リーのみ愚形→メンタンピンみたいな3翻+良形変化)でもない限り即リーを打った方がいいだろう。
だいたいこの4点になると思う。おまけとして「リーチ棒の1000点がもったいない」というものがあるが、天鳳のようなラス回避ルールのオーラスで3着目、リーチをかけて和了れば2着になるがリーチ棒を出すと暫定ラス目に落ちるみたいな状況下でない限りほとんど気にしなくていい。
まあ結論を言いますと、
皆さんリーチを打ちましょう。先制リーチをとにかくたくさん打てば麻雀は勝てます。余計なこと考えずとにかく横に曲げて曲げて曲げまくれば勝手に点棒は集まります。
まあ例外はいますけどね。副露やダマも大事です。所詮短期成績とはいえ。
ではまた機会あれば次のnoteかTwitterでお会いしましょう。
あなたもトイトイ教なんて邪教はやめて正統王道のリーヅモ教に入りませんか?
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