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夜の淵に座って


きっと夜が
人よりも長そうな彼

前に"insomnia"と言ってたな

ふと思いを馳せる

この時も
疲れてるはずの
身体を引きずってもなお
眠れない夜だったのかな

抱えすぎて
重くなっていく荷物

だけど
ゴールまで下ろせないんだよね
きっと


私が私を持て余すような
このどうしようもない感じ

こんな風に
彼も
夜の淵に座って
あれこれ思いながら

眠たいような
寝れないような
寝たくないような
そんな夜を過ごしてないかな


もし
そんな時があるなら

ヒリヒリ痛くて
持て余す心を
抱きしめてくれる誰かが
いてますように

どうか一人で
座り込んでいませんように

             - yum -


静かな夜の淵 
真っ黒な空にぽつり 
ひとつまたひとつ光る 
あれは いつかの光 
もう少しで朝がくる 
眩しいほどの光連れて 
それまでは心の中 
小さなロウソク 大事に灯し 
夢で手をつなぎ一緒に眠ろう 

本当は震災に向けて歌われた歌だけど
何も特別じゃない
日常のギリギリ端っこで
耐えてたりすることもある
そんな日々の中でも
温かい歌

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