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ガマ腫、硬化療法にて一旦解決

ガマ腫とは…
唾液が交通障害によって漏れて唾液腺と別のところに溜まってしまい、ガマガエルのように顎の下が膨らんでしまう病気。

ガマ腫の治療をした。1日の入院で済んだし、処置自体も30分くらいで終わり、たいしたことはなかった。顔も切らなくて済んだし、今も患部が腫れているだけで、熱や痛みはほぼない。
ただ、結局、最初に病院にかかってから処置まで1年くらいかかった(いろんな病院を転々とした)のと、診断がガマ腫→リンパ管腫→ガマ腫と二転三転したので、記録しておくことにした。

ガマ腫にかかったと分かったのが去年、2023年の夏。
去年5月コロナが5類になり、マスクを取る人が増えてきた頃、右の顎の下が、左の顎の下より膨れていて顔の輪郭が左右非対称になっていることに気づいた。

6月
まず街の内科を受診。(ここはいつも行っているところで、私はデブのため漢方(防已黄耆湯)をもらっている。最初は脂肪肝の疑いのためにかかったけど、治ってからも大体月1で通っている。)見てもらい、患部が口周りのため、耳鼻咽頭科への紹介状をもらう。

同じく6月
紹介された街の耳鼻科にかかる。その先生は患部にブスッと注射針を刺し、膨らみの中身を確認。無色透明で、ムチン状(粘りがある)液体(唾液のようなもの)であることから、上記ガマ腫ではないかと診断。注射で吸えるだけ吸って、その日は終わり。

7月
一時は小さくなった患部がまた目立ってきたのでまた街の耳鼻科にかかる。近くの大学病院の紹介状をもらう。そのときもっと患部が大きくなったら受診するように言われる。

10月
患部が大きくなってきたような感じがしたので、紹介された近くの大学病院を受診。検査をし、なにかが右顎の下に溜まっていること、唾液腺と口の間の唾液の通る管に小さな石があることが判明。「ガマ腫だと思うけど唾液の溜まってる場所が変だなぁ。顔を切らない手術をしたいならここにはその器具がないので、別の大学病院に紹介する」と言われる。その病院には内視鏡的に石を取る器具がないため、石を取るだけのために、唾液腺を一緒に取らないといけないらしい。(念の為、唾液腺を一つとっても唾液腺は複数あるので大丈夫らしい)今思えばこの時は第一に石を取ることが念頭に置かれていた。

別日、紹介状をもらいに行く。

11月
紹介された別の大学病院(以下、大学病院)の耳鼻咽頭科を受診する。再度検査をすることに。

12月
受診。確か診察とCT検査。

3月。MRI検査→歯の矯正器具が映るので検査できないため中止→そのまま帰される。しょんぼり。

同じく3月
診察。MRIがなぜ取れなかったか聞かれる。(苦笑)別日にMRI予約。

同じく3月
矯正歯科で相談し、器具を取ることに。これを機に長かった矯正生活も終わりに。偶然とはいえ良かった!

別日。
無事MRIが撮れる。
受診。MRIの結果、ガマ腫ではなくリンパ管腫の可能性が高いことが判明。耳鼻咽頭科にかかったあと、血管腫やリンパ管腫に詳しい先生に会う。エコーで見てもらい、「リンパ管腫ですね」と言われる。高価な薬による治療と、硬化療法による治療のどちらにするか聞かれる。
ちなみに石はあるが今回の件とは関係ない可能性が高いため、放置することになった。

別日。
受診。硬化療法でお願いしますと伝える。
早ければゴールデンウィークに入院、処置と言われる。そのためゴールデンウィークの予定を急遽キャンセル。(→結局入院は6月になる。)

6月中旬
いろいろあって再受診。入院日ようやく決定。

6月下旬
入院し、硬化療法という処置をする。

硬化療法とは…
患部に注射し炎症を起こさせ、炎症を起こすことにより患部が潰れ、結果膨らみが小さくなるという処置(手術ではない)。


15時処置開始
患部にに注射針を刺してまず麻酔。その後注射で患部からまず液体を抜く。その分の量の注射をする。

その抜いた液体が粘りがあったため、処置中に「これは唾液ですね。リンパ液じゃない」と言われる。
結局ガマ腫だったんかい!!30分くらいで処置が終わる。

一晩入院。
(患部が気道に近く、腫れて気道が確保されないなど万一のことがあるといけないため)

翌日も、患部は腫れているが、熱は出ず、気道部分も腫れておらず、無事のため午前中に退院し、ひとりで帰宅。以上。

まとめ

  • 思えば、最初にかかった街の耳鼻科は、検査もせず患部に針を刺したりして、非常に雑だった(笑)。今思うとどうかと思う。でも結果、診断名は合っていた。

  • 大学病院には本当に何回も通った。非常に面倒だった。大学病院は「患者は基本暇」と思っているんじゃないかと疑うほど何度も通った。メールや電話でなんとかなるんじゃないかと思うことも。仕方ない面もあるんだろうけど、時間のことを考えると大学病院にはもうかかりたくないなぁ。

  • 今回、目に見える病気でも、MRIやCTを撮っても、結局診断は二転三転するんだなと分かったのが一番勉強になった。
    そう考えると目に見えない精神科の診断ってほんとうに何なんだろう…。仮の仮で診断名がついてるだけなんだと思うくらいでいいのではないかと思う。(麻雀の)仮仮親みたいな感じで。

  • とにもかくにも、これから腫れが引いていって、輪郭が左右対称になるといいなあ。

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