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【2017.01.26】木曜は缶詰の日、公立大学の学費値上げ、テレビアニメ版ゴーストバスターズ(1,677)

この場合、片付けないとならない仕事が急に溜まって、デスクに固まりっぱなし、外出できない、の意味での缶詰。

特に会話の文字起こしは、ネイティブでは無いので、たった2分程度のものでもその倍以上の時間が掛かる。

もっとも、ダミエン・シャゼルのインタビューの断片など、ラーラランドで主演俳優たちが本当に歌や演奏、踊りを4カ月ほど練習して、本人たちで一発録りで実演していたというのが分かったりして、こういうのが面白かったりもする。

まあずっとモニターの前で、電子書類と格闘しているわけではなく、集中力が途切れるたびに今日のニュースなどを聞いたりはするが、メキシコの大統領がトランプとの会見キャンセルだとか、メキシコ間の万里の長城計画を本当に実行する声明をトランプが出したりとか、逆にメキシコが壁代を払う気が無いならメキシコからの輸入品に20%課税をするだとか、えチャイナタウンのあんな目立つ場所で銃殺事件が日中からあったのかよ、と、どこまでフィクションだから分からないネタばかりが耳に入ってくるもので、あまりニュースを聞いている感じがしなくなってくる。

カリフォルニア大学(University of California)の学費が6年ぶりに2.5%上昇、というニュースもあって、案の定、授業をサボって抗議運動をしている在校生の姿が映されたが、留学生らしき生徒が一人も見えず、学内のサービス・フィーがせいぜい$54上昇程度に対して大声でプラカードを掲げている、カリフォルニア生まれのネイティブ学生のバカっぽさがむしろ浮き彫りにされているような。特にバカ高い学費を払わされた、私たち移民にとっては、むしろネイティブ&カリフォルニア州生まれの連中からも、そのアドバンテージ(学費が極端に安い)をどんどん無くしてしまえ!と心底思う。

ある程度、ワードやらエクセルファイルが片付いたところで、そういえばゴーストバスターズ関連で調べていた時に、'80年代後半にアメリカで、テレビアニメ版が放映されていたのも思い出したのを切っ掛けに、あれこれ掘り下げてみる。そうそう、「The Real Ghostbusters」というタイトルだったのも、思い出した。

昔話をすると、ちょうどこのアニメがテレビ放映されていた時に、ウチの一家も、親の仕事の都合でアメリカ在住だった。

その頃はまだブラウン管の時代だったし、日本語の番組自体が皆無だったので('90年代に入ってくると、日本のテレビ局の子会社が、ある程度は全米に進出するようになったとは聞く)、必然的に、絵や動きを観ているだけで内容が把握できるアニメを観て、日常会話をよく身に着けたものだが、リアル・ゴーストバスターズはその中のひとつだった。

実写版1作目に出た主役4人+受け付け嬢が違和感なくファンシーなアニメ絵になっていて(絵柄を観ての通り、典型的なアメコミからは若干距離がある)、ストーリーも単純だったから(原作の持つお化け退治要素しか抽出してない)、毎週楽しみに観ていたのを、思い出した。声優さんの声がまた、ビル・マーレーやダン・アクロイドに似ていたのも良かった。

6年間で7シーズンまで続いたというのも、ゴーストバスターズ・フランチャイズの当時の人気を物語っているし、逆に最終シーズンはたったの4話で終わっている辺り、'90年代に入ってからのシリーズ人気の翳りがモロに表れている。

Youtubeでも普通に、幾つかのエピソードがまとまった形でアップされていたし、ブラウン管特有のノイズまでちゃんと入っていたから、今が2017年では無く1988年辺りに戻ったかのような気分に、観ていて陥ってしまった。

部屋に閉じこもりすぎも良くないので、陽が落ちる前に散歩に出る。シングル曲が印象深かったというか、どんだけ反トランプ・アメリカやねんと思わされたのもあってフルを期待していたクリエイターを最後まで聞いたんだが、これがまあ、後半見事にショボくなっていたので、後で他に聞いたものと一緒に自分の感想を文章化しておこう。社会に文句を言う為に音楽をやるなら、ファンの同調や協和を求めたらダメでしょ。最初の何曲かで、私は十分。

気付いたら夕食手前の良い時間になっていたので、今日はこの辺で。