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【1,707】12.20.2016:四国、ランチビュッフェ、民家のクリスマス・イルミネーション

今朝もかなり寒かったが、日本時間の深夜に通話希望の女子生徒さんが居たので、早起きして身だしなみも整える。普段は超適当な恰好だが、初めて話す相手とは、カメラ越しであっても「大人」に見えるよう、きちんとネクタイまで締めるようにしている。

今回は互いの簡単な自己紹介ではあったが、受験生と言う事で、進路相談めいた話にもなり、学校に居る進路指導の担当よりも的確なアドバイスをもらえたと言われた時は、単純に嬉しかった。単に私は、その生徒さんの性格や、得意科目、これまでの部活動での頑張りや、交友関係といった話しを基に、最もベストと思える助言を与えただけだが、それでも「こんなに自分の長所などを理解されたのは初めて」だと言われるのは、私にとっても分析力の自信につながってくれて大変、有り難い。

四国在住と言う事で、東京に出る為にわざわざ飛行機に乗ったりなどで、色々と大変みたいだが、来年には旅行で一度、ロサンゼルスに来たいとも言っていた上に、そもそも直接話すまでが早かったほど積極性のある生徒さんだったから、こういうひとはどんどん、私の知人へも紹介したいところ。

尚、私の実年齢を伝えたら案の定、すんげー驚かれた。やっぱり私の年代には、身ぶり手ぶりを最大限に駆使して、猛スピードで話しを進める血気盛んな人間は、日本では極少数のようだ。まあ私としても、ダンマリ決め込むわりに大した事を考えも言えもしない同年代なんかよりも、若いひとたちと話した方が、自分のエネルギーにも繋がるしな。

その後、現役のコッチの学生さんたちと、ランチ。サンクスギビングの時に妻に連れていかれた「Gold Hibachi」へ。平日のランチは1人$10と、食い放題系ではありえない安さ。しかも味も決して悪くない。全員、値段分はちゃんと食べた上に(みんな日本人だからか、皿への盛り付けがとても綺麗で、この手のバイキングでは料理をひたすら上に重ねる私と違いすぎていて笑った)、場所自体も気に入ってもらえたようで、来年車の免許を取る予定の生徒さんは、「ここ、日本から遊びに来た友達を連れて来たい」と言っていたほど。

生徒の一人がアルハンブラの隣町の、サウスパサデナにいま住んでいるので、帰りは家の近くまで送ったが、途中で迷ってしまい、軽いドライブになってしまった。見送る前に、その彼は明日から旅行に出るとの事なので、本当に「良いお年を」挨拶になってしまった。

残りの生徒さんたちとは、買い物に付き合ってもらったりなどで、夕食時まであちこち回る。それらの生徒さんたちも年末は旅行やお出かけがある為、先に家まで送った生徒さんと同様に「良いお年を」挨拶となった。

パサデナ名物である「Balian House」(アイスクリームを売って豪邸を築いた一家で、クリスマスの時期に行う自宅の庭のイルミネーションが、街の名物としても指定されている)へも寄ったのだが、今年は残念ながら22日から31日までの限定公開との事で、明かりの灯っていない寂しい豪邸となっていた。

代わりに、ヘイスティングス・ランチの住宅街が例年行っている、各民家のイルミネーションを見て回ることに。金持ち住宅街が結託して、辺り一帯のほぼ全ての家が、庭にデコレーションを行っているのは、久々に観てもまあ綺麗で、金持ちのする事の分からなさも同時に受けたものだ。

もうホリデーシーズンに突入だからか、買い物へ出たお店も人が多かったし、赤信号なのにアクセルを踏んで豪快に信号無視をする車を、今日だけで5回は観た。普段は混まない道路もノロノロ進行だったし、こういう環境での車の運転はエネルギーを使うのを改めて思い知らされたが、顔を久々に合わせる生徒さんが主だったし、年末の挨拶にも丁度良かったので、参加してもらってなんだかんだで私も嬉しい。

それぞれの生徒さんを家に送る前に、マックに寄ってあれこれお喋りをし、何だか本当に学生に戻った気分になったが、こういうのはたまにすると凄く楽しいし、今の仕事をしている上での面白さと言うか、お金で買えない瞬間なのを、噛み締める。

帰宅したら9pm前と、まあ良い時間にはなっていたが、参加してくれたひとたちが楽しい一時を過ごせたようでも、何よりだと思う。