お互いちょっとずつ損するくらいがいい

「三方一両損」のお話をご存知でしょうか。
大岡越前のお話です。

左官金太郎が3両拾い、落とし主の大工吉五郎に届けるが、吉五郎はいったん落とした以上、自分のものではないと受け取らない。大岡越前守は1両足して、2両ずつ両人に渡し、三方1両損にして解決する。
コトバンクより

つまり3人が平等に1両ずつ損をして
一件落着ということなのですが

お互いにちょっとずつ損するくらいが
ちょうどいいのでは?
というお話を聞いたのです。

自分さえよければいい!とか
私だけが犠牲になればいい!とか
偏った考え方ではなく

相手だけが損するわけではなく
自分だけが損するわけでもなく
みんなが同じだけ損することができれば
お互いになんとなく
しあわせな気持ちになれる気がしました。

自分さえよければいいと思う人って
意外と存在する気がします。
このような時代だからこそ
不安に思うことが増えているのでしょう。

また、自分だけが犠牲になればいいと思う人も
それなりに存在している気がしています。

家族のために!仲間のために!と
自身が苦しむ姿を
大切な人に見せてしまっており
結局は周りも苦しい思いをするといった
悪循環に陥っていることも
あるのではないでしょうか。

「いいあんばい」の選択をするのは
本当に難しいことだと思います。

そんな時、「自分だけ」と思っていないか
「相手だけ」と思っていないか
みんながそれぞれにしあわせになるには
どのようにすればいのかを
全体を見ながら決めていく力が
これから必要になるのだと思います。
╰(*´︶`*)╯♡

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