中1でいじめられてから負け癖がついた

1回捻挫したらさ、治ったかな？と思った頃にまた同じ方向に足挫いたりするじゃないですか。あんな感じ。
このままたった1度の成功体験も無く死んでゆくのだろうな、私。

中1までは順調だった。真面目で、勉強も出来て、音楽の才も周りよりは頭ひとつだけ抜けてて、責任感があって、次第に学級委員長とかも任されて。
運動はあんまりだったし、協調性も無い人間だったので当時から友達も少なかったけど、クラスメイトの目を気にしてビクビクオドオドした事なんてなかったし、ホラゲの残酷シーンを見てケラケラ笑うというヤバめの感性の人間の割には親友と呼べる人間もいた。

中学に進学して、別の小学校の人間と一緒になってから人生が一変した。その子は私が今まで出会って来た人間で1番攻撃的な人間だった。
ハブられて、死ねよとか暴言吐かれて、女子同士のいじめだったのでさすがに暴力は無かったけど、でもその日から私は空気になった。1年C組の窒素担当。

あの日々の教訓として、それから私は人に好かれる為だけに振る舞ってきた。つもりだ。それでもやっぱり無自覚で人をイラつかせてしまって私の元から離れていく人間もいたけれど。
万人に好かれたい、アイドルで居なきゃ、みんな私の味方でいて欲しい、そんな絶対に不可能な願望があるから、私は一生不幸せに生きるしかないのだ。

人から好かれたいと思うあまり、プレッシャーに弱くなった。ミスしたら怒られる、嫌われる。そう思うと余計に肩に力が入り、ミスするというのに。
中2のアンサンブルコンテストでシロフォンの最初の1音が出せなかった、あの忌まわしき失態。緊張し過ぎて手首がガチガチに固まっていたのだ。当然、ゴールド金賞は逃した。
人から好かれたいと思うあまり、競争を避けるようになった。人から好かれたいと思うあまり人を怒らなくなった、人から好かれたいと思うあまり、以下略。
こうして私は、次第に人に指示する側から人に指示される側になった。人生の敗北者、奴隷。人にこき使われることでしか自分に価値を見出せない。

暗いなおい。カイジの世界観なの？
いや、なんの話よって感じよね、毎度すみませんね。

アパレル店員として一応まだ働いてるんですよ、今のところ。8月さ、私が勤務していた千葉の店舗が閉店するってんで「最後くらい絶対に予算達成するぞー！」ってみんな気合い入ってたのね。おかげさまで8月の店舗予算は大幅にクリアしてさ。個々に振り分けられている個人予算も、みんなは達成してたの。私だけ、私だけが達成できなかった。96%でギリギリ達成できなかったとかならまだ良いの、達成率60％って。酷すぎるよね。みんなが達成率120％とかの中で、唯一私だけが達成出来なかった。

言い訳はいくらでも出来るんです。入社したばっかりだし(とは言えコロナ自粛期間を除いても3ヶ月は店に立ってる)。店長や先輩方のサポートに回ってしまって自分の事が出来なかった。セール品も扱ってて(セール品を売っても個人売上に計上されない)個人売上が取りにくかった。あれ？言い訳これくらいしか無かったや。
完全に努力不足。1回しかお会いしてない人にでもDM書くべきだったし、セール品しか手に取らないお客様にもめげずにプロパーオススメすれば良かったし、後から思えば「もっとこう出来たのに」がたくさん出てくる。悔やまれますね。

9月から銀座の本店みたいなところに異動になったのですが、8月のこれを引きずってか、全然服が売れない。もちろん慣れない場だからってのもあるけどさ。もう負け犬オーラが体から滲み出てるんすよ、多分。いくら服が可愛くても、こんなどんよりした人間から服買いたくないっつーの、なんて言うてますけども。

そんなところにですね、Creepy Nutsが新曲を出しましてね、もうAメロの歌詞からすんなり私の中に入ってきたんですね。
自覚しなけりゃ、他人に指摘されてなきゃ、それを追求して今頃天才と呼ばれてたかもねという、たられば曲なんですけども。

メロディも超良い、これは元気出ちゃうな。
唯一、MVがオシャレなのが腹立つんですけどもね。もっと初期っぽい低予算で薄汚れたMVにしようぜ。映像見たら急に感情移入出来なくなっちゃうわ。まあ今は日本1と世界1のコンビなので、金かけるなと言う方が無理なんですけども。

どっかで踏ん張って、転じなきゃ、このまま一生負けっぱなしだと思うの。その踏ん張り時は、きっと今。
もし今回ダメだったらもう今後全部ダメだと思うのでどっかの樹海で首吊るわ。