明けてくれるな平壌の夜よ
안녕하십니까?
私は小さい頃、よくラジオを聴いていました。国内だけでなく、中国や台湾、韓国やベトナム、モンゴル、インドネシアなどさまざまな国の日本語放送を聴いていました。ラジオを聴いて受信報告書を書いて送っては、外国の局から届くベリカードやさまざまな返礼品(?)に心を踊らせていました。
ところで、私たち日本の国から近くて遠い国ってどこでしょうか?
そう、朝鮮民主主義人民共和国です。
みなさんもあの有名な朝鮮中央テレビの「リ・チュニ」アナウンサーをご存知でしょうか?この朝鮮中央放送には「チョソンの声」というプロパガンダ日本語ラジオ放送があります。今もあります。
外国局の日本語放送を聞いて受信報告書を送ったり、お便りを送ったりするには郵便やEmailが普通です。が、しかしこのチョソンの声放送だけは違います。
なんとなんと、この令和の時代においても
「ファックス📠」
なんですよね。驚きですよね。
私も興味本位で2年前にこのチョソンの声にお便りのファックスを送り、なんとお便りが採用されて、私の名前が北朝鮮の首都平壌でコールされていたことを後から知りました!!!
北朝鮮と日本って国交がないので自由に往来できませんし、郵便を出したところで無事に届くかもわかりません。しかし、ファックスだけは私たちを裏切りません。ちゃんと届きます。びっくりですよね…!!検閲されずにちゃんと届くんだな…と深く感動した覚えがあります。
なんというか、家族や友人にこの話をすると
「え、北朝鮮!?住所とか教えたの!?連れ去られたりしない???」
めちゃくちゃ心配されたんですねぇ…。気持ちはわかります。個人情報を教えることで自分が拉致されるかもしれないという考えよりも、北朝鮮に自分のことを知ってくれてる人たちがいる感動の方が勝りました。
テレビやSNSで人と人が簡単に繋がるこの時代、国交のない国同士でもファックスで人と人は繋がることができます。
みなさんも、試してみてはいかがでしょうか?