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気づけば離乳食が始まる〜直母拒否を振り返る〜

先日娘が生後5ヶ月を迎えました。
産後から6ヶ月が経ったわけなのですが、この半年間に下書きに保存した記事が数個ありまして。
何が言いたいかと言うと、生後半年間に、自分の中で消化し切れない育児や自分の健康についての悩みがその都度あったのだけれど、下書きを進めている間に娘の成長と共にその悩みが変化して、結局書き切れなかった記事があるのです。
今回は、その中から1番メンタルを乱された直母拒否について書きたいと思います。

産後何に1番悩んで苦しかったのか。それは混合栄養育児でした。

産院から退院した日に直母拒否が始まってしまい、母乳が溢れるほど出るのに授乳のポジションにしただけで反り返って泣いてしまう娘。
夜はたくさん自分も寝たいから昼間は母乳中心で夜寝る前だけミルク。そう思っていたのですが、なかなかうまくいきませんでした。
母乳育児にこだわりがなかったのに、いざ直母を拒否されると、娘に「あんたなんて母親じゃない」と言われたような気持ちになり凹んでしまいました。
約1ヶ月、娘が私の乳房から母乳を飲むことはありませんでした。
それまで、母乳の分泌が減らないように搾乳で刺激を与えて頑張っていたのですが、直接吸ってもらう刺激には及ばず、徐々に分泌が減っていくのが体感的にわかりました。

遅いとは分かっていながらも、産後1ヶ月半(もう2ヶ月くらい経とうとしていたタイミングでした)で助産院の扉を叩きました。

「完母も夢じゃなかったかもしれない」

私の乳房と分泌具合を見た助産師さんがそう言いました。

母乳の分泌量を増やすには産後すぐ〜3週間くらいまでが勝負で、この期間に頻回授乳できたかどうかで完母になれるかどうかが決まるそう。
その期間にばっちり直母拒否をくらっていたので、今更完母を目指すことはできず、せめて出てる母乳を直接飲んでもらえるようにゴールを設定しました。

助産院には娘も連れて行ったので直母の様子と哺乳瓶での授乳の様子も見てもらいました。見てもらって分かったのは、娘の口の開け方がおちょぼ口になっていて、自分から吸いにいくのではなく、乳首が口に運ばれてくるのを待っているような状態になっていました。
直母の様子を見てもらう時は、泣いて嫌がる娘の首元を助産師さんが掴んで、無理やり私の乳房に勢いよく押し付けるようなやり方だったので(産院の助産師さんもそんな感じだったので、これが普通なのでしゎうか?)まるで虐待をしているような気持ちになり、辛かったです。
「こんな可哀想なことまでして直母にこだわる必要があるのだろうか…」
と娘に対して罪悪感のようなものが湧きました。

助産師さんには、1日最低8回の直母で飲ませるようにアドバイスを受け、直母の後にミルクを足すように指導を受けました。
それから、授乳の前に母乳の出をよくするためのマッサージを教わり、初めての助産院訪問を終えたのですが、産後にもっと早くこのような施設を頼るべきだったと後悔しました。
私の乳首の形が扁平気味で、本来は赤ちゃんが飲みにくい形だったようです。娘はどちらかというと器用なタイプだったらしく、産後すぐでも上手に飲んでくれていたのですが、退院する頃に乳首が固くなり咥えても吸いにくい状態になっていませいで直母拒否になったのではないかと…。

産後こそ乳首のマッサージが必要だったのです。
娘が飲んでくれないことに腹を立てていたのだけれど、助産師さんの話を聞いて、結局自分が悪かったのだと猛烈に反省しました。

帰宅後、直母を試みるも、咥えるようにはなってくれたものの、すぐに離して哺乳瓶を欲しがります。
そこで、ものすごく今更だったのは百も承知でしたが、ダメ元でPigeonの母乳相談室の乳首を試すことにしました。

それまで同じPigeonの母乳実感の乳首を使っていましたが、その乳首だと娘が早飲み(生後1ヶ月後半で100mlを5〜6分で飲み干していました)だったこともあり、旦那にも了承を得ていざ母乳相談室を使ってみましたが、ものすごーく飲むのに時間がかかって、飲み終わる頃には疲れてしまい、初めて使った日の夜はいつもよりぐっすり寝てくれました、、、笑

助産院からのアドバイス+母乳相談室の乳首のおかげで、生後3ヶ月を迎える頃には、母乳とミルクが半々くらいの割合の混合栄養育児を実現させることができました。
(母乳の分泌を増やすために、生後100日までは頻回授乳を頑張りました。)
深夜0時〜昼の12時過ぎあたりまでは母乳のみで満足してくれるようになったのです。昼過ぎからは直母のあとにミルクをしっかり足して、体重増加を止めないよう配慮していきました。

当たり前のように直母ができるようになってから、私のメンタルは格段に安定しました。
ミルクを飲む娘の姿もかわいらしいのですが、自分の腕の中で直接母乳を吸ってくれる姿もかわいらしく、それまで辛かった授乳の時間が幸せな時間へと変化しました。
搾乳から解放されたことも、本当に良かったです。
(搾乳は楽なイメージがあるかもしれませんが、搾乳器を使った後に毎回消毒したりする必要があるので、結局普通に授乳するよりも倍時間がかかって母体が休む暇がなくなっちゃうんです。)

産前の自分に言いたい。
「授乳について勉強しといてくれ。」
と。
「寝る前だけミルク!!」だなんて、ほぼ完母の人にしか成し得ないのです。

生後3ヶ月以降、自分なりに混合栄養育児を楽しんでやっていたわけですが、生後4ヶ月に娘がウィルス性の胃腸炎で熱発(娘は1日で解熱しましたが、数日哺乳不良と下痢が続きました)。私たち夫婦も娘からもらってしまったのか1週間遅れて発症。旦那さんは胃の不調と下痢だけでしたが私はなんと40℃を超える発熱。4日ほど熱が続き本当にしんどかったです。
その熱のせいか、せっかく生後100日まで頻回授乳して増やした母乳の分泌量が怪しくなり、生後5ヶ月を目前に完全ミルク育児へと舵を切ることにしました。
(生後3ヶ月頃から遊びのみも始まったので、これも母乳分泌が悪くなった一因だと思います。)

完全ミルクとはいっても、まだ胸が張ったりするので、娘が飲んでくれそうな時はちょくちょく母乳を与えています。その後にしっかりたっぷりのミルクでお腹を満たしてもらうようにしています。

授乳でたくさん私の頭を悩ませた娘ですが、明日から離乳食をスタートさせます。
直母拒否で悩んでいる時は「早く離乳食が始まって欲しい」と心底思っていましたが、もう母乳やミルクだけの時期が終わるのかと寂しい気持ちになっていたり。
離乳食はめんどくさそうだなぁ…と思う部分もありますが、娘用の器を揃えたりするのは楽しくて、早く新調した離乳食用のスプーンで10倍粥を与えてみたいなぁ…。とワクワクしている自分がいます。

明日はお粥を食べてくれるとうれしいなぁ。

ちなみに、トップ画の娘の絵は私がipadで描いたものです!

adobe  frescoで描きました🖌️


抱っこ紐の中で寝落ちした娘のお顔です😌
赤ちゃんって、寝落ちする瞬間がかわいいですよね😪笑
絵が描けるほど、自分のメンタルが回復してきました。これも最近あった嬉しい変化です。
生後5ヶ月で活動時間が増えてなかなか昼間に寝てくれなくなったので、またしばらく絵は描けなさそうですが、絵もぼちぼち描けたらなぁ、、と思っています。

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