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弓張月(山下弓)
2022年9月19日 09:06
「いらっしゃいませ」「ダリアの花束作ってくださる?」店のドアベルを軽やかに鳴らしながら入ってきた彼女は妖麗の熟女という言葉がぴったりの女性だった「ハイ、喜んで」この店を任されてもう20年いろんなお客のあしらいは慣れている朝から晩まで花と水とトゲに戦ってきたがむしゃらに働いてきた分お客さんがどのような花束を望んでどんな風に届けたいのか瞬時に分かると自負してる「ダリアですか、