Inner Sakumag: 自分は何者なのか
コロナが拡大し、さらにそこでBLMの抗議運動が始まって、自分のモラルや倫理を試されている感が半端ない。
ちょうど、前回のポストの続きで「自分は何者なのか?」、「自分はどうやって生きていきたいのか」に対して答えを持っていることの重要さを考えていたタイミングだ。
ジョージ・フロイドさんのビデオが拡散し、抗議運動が始まる直前、Numero Tokyoの連載のために、シンディ・ギャロップさんという広告業界の女神をZOOMでインタビューした。彼女は、広告業界におけるジェンダー・イクオリティを推進してよく講演などをしている。圧倒的に男性優位の業界において、男性たちに向けて「イクオリティ(平等)がなぜ業界のために大切か」、そして、「なぜそれが男たちにとって悪いことではないか」ということを、ポジティブでにこやかに、でもはっきりと断固とした感じて説いている彼女の姿に、どうしてそんな風にいられるのだろう?と聞きたかったのだ。
彼女からの最大のアドバイスは、「自分というものを見つめ直し、自分の揺るぎない価値基準を確立すること、そして、それを実行するために、毎日小さなアクションを起こすこと」だった。
自分の揺るぎない価値基準ーーー
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