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佐久間裕美子のMyLittleNewYorkTimes

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書籍化したMy Little New York Timesから1年前の今日の日記と今年の日記を対にして不定期にお届けします。
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#人生修業

9月28日 ネット空間におけるマイルド加害/トランプの確定申告問題ダイジェスト/NJの富裕層増税/最高裁判事候補について考えてみた

今日はいつものようにアメリカの話をする前に、ひとつ書いておこうと思ったことがあります。 先日、ネット上のマイルド加害(マイクロアグレッションともいいますね)を目撃しました。目撃した、と言っても、正確に言うと、産後うつに苦しみ、クリニックにいった方のツイートがバズっており、そのリプ欄に、苦しんでいる人たち、苦しんだことのある人などのツイートがたくさんついていたのをひとつひとつ読んでいったら、目に入ってきたのです。すっかり荒れた場所になったようなTwitterでも、なかなか人に

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8月13日 キャンセルカルチャーについて考える(再び)

(今日の日記は書いてみたら、ニュースの話から自分のエンパシーとの葛藤についての話になったので、DailyとInnerSakumagの両方にアップしています) 拙著My Little New York Timesやこの日記でも書いてきたキャンセル・カルチャー問題。 最近、反キャンセルカルチャー運動でもやってるのかねと思うぐらいの勢いで、ウォールストリート・ジャーナル紙が立て続けに、「けしからん」という論調のオピニオン寄稿を出したり、トランプが演説でキャンセルカルチャーを攻撃

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8月5日 ハリケーンと大停電など

#こんにちは未来本発売/ハリケーン・イサイアスとおうちキャンプ/受信箱の整理/トランプのインタビュー/新興メディアAxios/2020年の苦難はまだ続く/大統領選挙と郵政票 *今日の日記は、書いてみたら、ニュース日記と人生修業的なことが両方混じったので、イレギュラーに、Daily SakumagとInner Sakumagの両方にポストしています。

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自分の中のエゴという面倒くさい存在

 ずっと前に、スピ系の年下の友達が「あの人は魂年齢が高い」というようなことを言っていた。人間は、何度も生まれ変わるものだから、人によって「何度目の人生」というものが違う。何度も生まれ変わっている人は精神が成熟している、という話である。その説を、自分が信じているのかどうかはわからない。が、人によって、とても若いのに、驚くほど精神が成熟しているよね、という人がいるのは本当だ。  ケイトには、ずっとそういう印象を持ってきた。おそらく初めて会ったときの彼女は20代半ばか後半だっただろ

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