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エジプト 旅行記⑨ 〜カルナック神殿・前編〜

2日目、ルクソールに向けて飛行機に!

旅行初日、私たちはドイツからアテネ経由でカイロに入りました。到着し次第ホテルに荷物を置き、すぐに考古学博物館に向かい、3時間半ほど見学をしました。その時点で15時くらいだったと思いますが、ナイル川沿いのレストランで遅めのランチを取りその日はホテルに帰り、夕方に軽い夕ご飯を食べて早めに床に就きました。

翌朝、エジプト旅行の2日目、カイロからすぐそばのギザに向かう事なく笑! 飛行機に乗ってルクソールへ向かいました。正直言いますと、私は以前ルクソールという地名を知りませんでした。旅の内容に関して旅行代理店さんに依頼した事は、『ピラミッドとアブシンベルはマストでお願いします、その他はお任せします』でした。日程表を頂いて、ルクソールって所に行くんだ〜位の感覚だったのを覚えています。それはきっと私だけじゃなくて、エジプトといえばやっぱりピラミッドがあるギザや首都のカイロを思い浮かべる方がほとんどなんじゃないかな?と思います。ご存知の方は、さすがでございますm(_ _)m

というわけで、2日目の朝早くカイロから飛行機で1時間、ルクソールに向けて出発しました。

ナイル川クルーズ

今まで日付の情報が一切ありませんでしたね。私たちは12月26日にエジプト入りしまして、この日は27日でした。そして31日までの4泊5日、ルクソールからアスワンに向けてナイル川クルーズしながら、色々な遺跡を巡る計画です。そして、31日にアスワンからカイロへ、飛行機で戻る事になっています。

こちらがお世話になったエジプトのツアー会社です。エジプトでは大手企業だそうです。https://www.blueskygroup.net/

カルナック神殿

ルクソールに到着してですね、本当にびっくりした事が…景色がそれはそれは良かった事です。カイロは空気が悪いんですね。車と人の量が半端じゃなくて、砂ぼこりと排気ガスで空気は曇っていました。行かれる時はマスク必須ですよ。カイロがこんな感じだったので、エジプトはこんな感じなんだ〜と思ってしまってました。がっ!!ルクソールは全然違っていました。エジプト観光される時、カイロとギザしか行かないのは勿体無いと思います。ぜひルクソールやアスワンも計画に入れて下さい。

それではカルナック神殿です。前回の記事と重複になりますが、カルナック神殿とルクソール神殿、ハトシェプストの神祭殿、王家の谷はとても近くにあります。

ファラオや小国の王、その行列はまつりごとの際、これらの神殿を船を使って行き来していたそうです。当時はナイル川の川幅が広く水位が高かったので、神殿の入り口まで水路が来ていました。

スフィンクス参道

カルナック神殿に到着すると、沢山のスフィンクスがお出迎えしてくれます。スフィンクスと言っても頭は雄羊です。

古代エジプト文明において羊はクヌム神の象徴で、ナイル川の神様でまた人を作った神とも言われています。その神の化身で参道を作る意味は、ナイル川が毎年恵み(黒い土)をもたらすように祈るためと、またファラオが神に歓迎されているという威厳を表すためだったのでしょう。

スフィンクス参道はカルナック神殿から3本出ていて、その1つか入り口手前にあるこちらと聖なる池につながる参道と、もう一本はルクソールのアメン神殿に続く参道です。一体、何体のスフィンクスがいたのでしょうか。スフィンクスが守る参道をファラオの行列は参進する事で、神格化を強めたという事になります。

圧巻の大列柱室

カルナック神殿と言えば、なんと言ってもこちらの大列柱室です。

一本の大きさはこの位です。

円周が15メートル高さ23メートルの円柱です。それが134本あるそうです。全てに上まで絵が彫られています。場所によっては色が残っているところもあります。

肉眼で見るとしっかり、赤、青、黄色…しっかり見えます。直射日光の当たりにくい場所に残っていますので、行った際は探してみて下さい。

この円柱はパピルスを形どったデザインです。パピルスは繊維を叩いて伸ばし、紙として使われていた植物です。また、下エジプトを象徴的する植物でもあります。

パサーっと開いた形なのがお分かり頂けますか?

次回は柱や壁に刻まれた文字(ヒエログリフ)や絵について書いていきたいと思います。

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