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秋田県五城目町(むすびえETIC居場所づくり地域づくり登壇者集合トリップ①)

昨日(2024年6月8日)から秋田にきています。
認定NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえ&NPO法人ETICが開催してきた「居場所づくりは地域づくり」の登壇者(一部メンバーは残念ながら都合合わず不参加)が今一同に集まっています。

場所は、秋田県の「五城目町」。現場を回りながら議論をしていくという3日間の超絶濃密な時間を過ごしています。3日終わるときっと1日目のことがはるか昔のこととして思い出しにくくなるので忘れる前に書いておきます。

初日の昨日は、11時羽田出発、13時過ぎにはもう町に到着。思ったより近いですね。五城目町にきているさとのば大学の学生ですという男子学生にハイエースを運転をしてもらいながら通称「BABAMEBASE」(五城目町地域活性化センター)に到着。

BABAMEBASE


ここはなんと、元小学校。200人ほどいた児童は20人ほどになってしまい、並行。2000年にリノベーションされたばかりなのですが(なのでぴかぴか!)廃校になり、その後新しい機能をもって生まれ変わっています。ここのすごいところは、ここができる前は産業誘致といってもなかなか誘致できなかったのですが、今はできてから42社が出入りし、現在も14社がここに入居しているということ。指定管理で一般社団法人ドチャベンチャーズ(土着なベンチャーズ)が運営しているのですが、その2人のセンスというか、ストーリーテリングというか、考え方哲学動き方すべて勉強になります。

到着してまずは集まった登壇者の自己紹介。それぞれお互いの登壇の回をオンライン等で見ていたり(見ていなかったり)はしますが、何をしているか以上にみんなこの3日間でどんな問いをもってきているのを1人2分くらいで話しました。「分有(分けて共有する)」「local to local」「町にある30の学校を1つの学校に」「地域は生き残らないといけないのか」等面白いキーワードがたくさん出てきます。

ちなみに私の問いは、「場がぽこぽこ生まれる土壌はなんだろう」です。
仮説1としては、志でつながる縁をつなげる人や場があること。仮説2としては、SOS(困っているだけでなくやりたいも含め)が言いやすい言える空気。一つの志縁をつなげる人と場があると土壌が耕され、それが更に新たな場を生む循環になる。これは、2022年日本財団の助成を受けて実施した官民の居場所がうまれやすい環境は?のときにでてきたキーワードからも引用しています。ここでは実際どうなんだろう。そんなことを見ていく3日にしていきたいとわくわくスタートしたのですが、その後予想をはるかに超えてどんどんと面白いことが見えてくる数時間でした。

まずどんな地域なのか

この場を知るには、この場の歴史と産業、文化、そうしたものがつくってきた人の暮らしを知る必要がありますが、まさにそこから説明をしてくれました。(嬉しい)

その後、いろんな場をめぐりましたが、急に5世帯が何千万円を出資し合って銀行から融資を借りて「共同住宅」をつくりました。という話がでてきたときに、なんとすごいんだ!と思うと同時に、その製法やこだわりを聞く中でこの土地が大事にしてきたことをただただ大事にしつづけたいんだという想いがより伝わってきました。多分そうしてここに住んできた人たちはバトンを渡し続けてきたんだろう。そして、今回目の前でお話をしてくれている2人の方は、外からきた住民だけれどもそのもともとあった思いと行動がみんなから引き出される環境をまさにつくってきた2人なんだろうと思いました。

この五城目は、今は人口8000人。交易の拠点であったこと。川の流域で集落や暮らしが発展していること。林業で栄えた土地であること。森のほうは狩猟採集・平地のほうは農業で暮らしをつくってきたこと。あるものの生命力から頂くという狩猟採集と平地の育てるつくる所有権を分割するという計画に基づく生産の農業と、その異なる文化が交わってきているところであることも興味深いです。

と、なんと初日の最初の数分だけで1記事が終わってしまいました。続きは明日・・・