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37歳最後の日に思ったこと。

たまに夜中の1時とかにパッと目が覚めたりすることがある。
だいたい夜中に目を覚ましてしまうときは
頭の片隅に不安があるときだ。

37歳最後の日を迎えるその夜も
夜中にパッと目が覚めた。
暗闇の中手探りでスマホを探す
煌々と光る画面を薄目で確認すると1:20
あー起きちゃった。

ここ数ヶ月、
いろいろなものを手放して新しいフェーズにいる。
もちろんめちゃくちゃワクワクしているけれど
日中はそのワクワクくんのうしろに隠れて見えもしないフアンちゃんが
夜中ワクワクくんが眠っていることを良いことに私を起こしに来る。

夜に考え事をするなとアンミカ大先生がいつしかテレビでゆーてたけれど
ほんまにその通りで
ましてや真っ暗闇の夜中にこんなフアンちゃんたちがでてきてしまうと
ぐるぐるぐるぐるどんどんどんどんフアンちゃんたちは巨大化して
豆腐メンタルの私はその渦にすっかり飲み込まれて心臓のドキドキ音が聞こえてくるほどにまでなってしまう。
あーフアンフアン
あーこわいこわい
ドクンドクンドクンドクン






そんな渦に飲み込まれて1時間は経っただろうか、
暗闇の中から急に

「むにゃむにゃ、ははぁ〜♫」

娘をはさんで隣で寝ていた旦那が寝言を言った。
なんか美味しいもんを食べているかのような
幸せそうな顔でむにゃむにゃゆーてるw
その隣には口と半目をあけて爆睡中のほくほくの娘。

あぁ、私幸せやなぁw

急に渦から抜け出して”今”に戻ってきた。

(は!まだ起きてもいないフアンな未来に飲み込まれてしまうところやった。あぶないあぶない。)

もう一度旦那と娘を眺める。
二人ともぐーすか寝ている。笑えるくらい愛おしい。
私の”今”は、めちゃくちゃ幸せだ。
そんな”今”に気づいたら
よし、このふたりのためにも気合いいれよう。
という気持ちがふつふつと湧いてきた。

ふわぁっと心が軽くなったことを感じながら
いつの間にか深い眠りについていた。

朝がきた。

いつも通りの1日。
でも違うことは、
もうフアンちゃんが来ても
いつでも”今”に戻って来れるという自信があるということ。
”今”が幸せだと知っているということ。

今ってええね。
大切にしよう。

37歳最後の日、そんなことに気付けてよかった。

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