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じぶん研究所 5.漫画の話

今日は私の、好きな漫画の話をしてみたいと思います。

とはいっても、もう最近は、新しいものはあまり手を出していなくて。

では、最近の漫画でなくて、いったいいつの漫画の話をする気か、と言いますと。まだ私がりぼん読者であった頃、一番好きだった漫画の話をしようと思います。

私が一番好きだったのは「ルナティック雑技団」という、岡田あーみんの漫画です。
これが連載されていたころは私は高校生だったかな・・・うろ覚えなので調べてみましたところ、連載開始は「平成5年(1993年)1月から」でした。(中学の終わりくらいでしたね)

この作者の有名な漫画と言えば「お父さんは心配性」のほうだと思うのですが(ドラマ化もされましたしね)、私はだんぜんルナティックのほうが好きで。
いかにも少女漫画な、キラキラおめめの女の子が主人公、そしてその主人公があこがれる男の子が!また!超美男子で私好みだったもので。もう最初の2ページくらいで完全にもっていかれましたね。

それまでのあーみんの絵と言えば、もっとギャグ漫画っぽい絵柄でしたので、個人的に「いかにも少女漫画」的な絵のほうが好きだった私は、ルナティックより前の作品は、あんまり受け付けなかったんですよね。

それがですね、これまでとはガラッと変わってこの絵柄ですよ。

マジで惚れましたね。

さてストーリーはと言いますと、主人公の女の子が、家庭の事情でそのあこがれの男の子の家にしばらく居候することになったところから話が始まるのですが、その家の母親がですね、まぁとにかくぶっ飛んでいまして。
「お父さんは心配性」のお母さんバージョンみたいな感じですね。
作者は「ラブコメディ」と言って(書いて?)いますが、ほかの登場人物もかなりぶっ飛んでいるので、けっこうギャグ要素満載です。

この作品は、りぼん本誌での連載途中で、りぼんオリジナルのほうに移ったうえに、最終回がやや強引な終わり方(と私は感じた)なんです。そんな人気なかったのかなぁ?私はすごい面白かったと思ってたんですけど。
その後読み切りというかたちで何回か続編が書かれましたが、それらの話のいくつかは、長らく単行本にならなかったんですよね、たしか。

それが、2015年に、新装版というかたちで、新しく単行本化された際に収録されました。
私も持っています↓

大人になった今読み返しても面白い。
少女漫画なんだけど、とにかくぶっ飛んでいます。
学園もののはずなのに、なんか命狙われたりとかしますから(笑)
特にわき役達のキャラが濃いこと。

でもそのキャラが濃いわき役達も、なんか憎めないというか、とくにお母さんにいたってはホント狂気を感じるのですが、なんか「誰の心にもうっすらとあるもの」を思いっきり濃縮した感じ(と私には見える)なので、なんかね、ホント、嫌いになれない(笑)

もうこれ小学生向けの雑誌で連載するような話じゃないよな、ってのは、今読んでみても思います。

私は想像力の欠如がいちじるしく、言葉の裏とか背景が読めないのと、人の顔が覚えらんないので、長いドラマ、映画、小説あたりは、途中でストーリーが追えなくなることがあるし、内容についての深い考察とかは苦手なんですが、そんな私でも楽しめるのがこの作品。1話が短いのと、とにかくキャラが濃いから見分けがつかないとかない(笑)

もちろん少女漫画的要素もちゃんとあり、主人公の恋は少しずつ進展します。

もっとちゃんとしたあらすじや感想文、登場人物紹介なんかは、AmazonレビューとかWikipediaとかにもありますので、良かったらそちらで。

あーみんはこの連載を最後に引退したようなんですが、いやあ、あーみん流少女漫画、ラブコメディをもっと読んでみたいと思いますねぇ、今でも。

ただ言葉の表現が結構ギリギリで、今だと許されないかな?みたいなのがあるので、ここまでぶっ飛んだギャグは今描くのは難しいでしょうね。

殺伐とした世の中につかれて、ちょっと笑いが欲しいときに、ふと読み返したくなる漫画です。

発達障害者が少しでも生きやすくなりそうな情報(本、ネットの有料記事等)の購入費用に充てますのでよろしくお願いします★