yumi

元書店員。 気が向いた時に思い付くまま…

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最近の記事

本楽の日

秋風の心地よい由布院の『文学の森』で開催された「本楽の日」に行ってきた。 観光客の賑わいから外れた地区にある、文学の森。 本好きが集まる場所で、古本市を眺めたり、絵本や紙芝居の読み聞かせを楽しんだり、それぞれが思い思いの時間を過ごす。 今回はサン村田さんの、バイオリンの生演奏も聴かせてもらった。 ネットでは秒で売り切れるブックカバーの"本の装ひ堂"さんも参加してくれていて、店主さんとお話しながらゆっくり選ばせてもらえる。 次は春に開催。 今から楽しみ。

    • エルマーのぼうけん

      PLAY MUSEUM で 「エルマーのぼうけん展」が開催されている。 せっかくの人生での長いお休み。 これを理由に、生まれ育った町に帰るのもいいな…などと思いながら足の調子を見ていたが、やはり電車や徒歩は厳しいので断念。 それでも図録を取り寄せ、心地よい風に吹かれながら、ゆっくり頁をめくる時間がある。 なんとありがたいことなんだろう。 好きな音楽をかけ、珈琲の匂いに包まれながら過ごす、夏の終わりのひととき。

      • 夕暮れ

        夕暮れ時が好き。 きれいに焼けた夕焼けも好きだけれど、 日が沈み、空が暗闇に溶け込んでいきそうな、そんな時間も好きだ。 静かに揺れるレースのカーテンを、ただただポーッと眺める。 そろそろ厚いカーテンをひき、照明をつけなきゃなと思いながら「もう少し、もう少し」と微睡む。 目を閉じたら、一瞬で暗闇が被さってくるんだろう。 フォトは s_y_6さんのをお借りしました

        • 夏休み

          今年の初め、家族揃って隣町の高台の住宅街に引っ越した。 ここでの初めての夏だ。 ここ数日は台風の影響だろうか、風がかなり強めに部屋に入ってきてくれる。 気温は32℃前後と高いのだが、直射日光が当たらない部屋の中なら、クーラーなしで過ごせるくらいだ。 カーテンが風に煽られてるのを眺めながら、様々な想いがじわじわと滲み、少しずつ境を失くしてく。 人生の長い夏休みに感謝をしつつ、ゆっくりと自分を取り戻していく。 あと少し。もう少し。

        本楽の日