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髪物語 the second story
とある企業の社長秘書さん、GANGEさん。
みっしりと密度の濃い太い硬い髪のウェーブヘア。(パーマではないそうです。)
お話しする中で、ふと、子どもの頃からの髪質じゃないな…。
そんな事を私は思いました。
柔和な笑顔とは裏腹。何か、疾走感を感じさせる方です。一日のタスクの膨大さ、色々な方に出会う立場。
それとは別の本質的な止まらない収まらない何か。
「自分の意見を初めから切り出すことはあまり。まわりが、この場が、うまくいく、自分との折り合いを探ります」
そうなのでしょうか。子どもの頃は?
「割と無口な子でしたが、リーダータイプでした。」
リーダー!正に!
「小さい頃はストレートヘアでしたが、野球を始めて坊主を終えたらウェーブヘアに。その頃は肌も荒れやすかったかな。」
髪質が変わる、頭皮のたるみや緊張で毛穴の形が変わると、そこから生えてくる毛の質も変わると言われています。
「野球を始めてからはリーダーだけではいられなくて。」
厳しい世界で、幼くして頭皮に影響するほど緊張感もあったのかもしれないと感じました。
「頭皮ですか?硬い方ですね…」
それでも今も、髪の太さ硬さは変わりなく、まわりを許容する、選択をする緊張感はあっても、芯の強さは変わりないのだと思います。
高みを目指す、具体的な数字や、それを現実にしたい理由には、私も胸が(歳のせいか目頭が?)熱くなります。
その緊張感をホッとさせてくれる場所はありますか?
この質問の答えが彼の人生の答え。
「パートナーと一緒の時間ですね」
彼の髪は、人生の葛藤や選択、全てに寄り添っています。
太く硬い濃い、でもウェーブのある髪。
女性のしなやかさとはひと味違う、男性の人生もまた髪は語ります。
次回the third storyもまた覗いてくださいね。
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