コトモリ 2015
2015年12月。
寒い日にコトモリを訪ねた。
通称コトモリとは、湖と森。雲仙にある。
長崎空港から1日4本しかないバスに乗って
島原半島に入ると空気が変わった。有明海、雲仙普賢岳、海沿いの道と島原鉄道。
限りなく自然とともに生きている人に出逢った。
人かな? ううん、妖精みたい。
薪ストーブの薪には、ライヤーをくり抜いた丸いのもある。
パチパチと薪がはぜる音、沸きたての湯でハーブティーを淹れ、テーブルの上に転がっている生姜をナイフで削った。
ウクレレも手作り。ちょっと切ないような、なんとも言えない音色好きだなぁ。
私が訪れた時は、湖の水がたまたま無かったのです。なんとタイミングの悪いこと…。「コトモリ」なのに「コ」がない。だから湖の写真と、マロンとパピの写真をオニヅカさんから拝借しました。
左がパピ。右がマロン。
22弦のVega。
午後から日が差してくると、途端にパピが日向へ移動、ごろりん♡
導かれるように辿り着いたここは、私にとって忘れられない時空となった。虹もUFOもよく現れるらしい。
リアルに耳に残るライアの音色と静けさ、
薪の音。いつでもそこに居るような気がする。
『別に何も無くてもいいし』
『答えは本当は内側にあって、
どんなものを手にしても
それだけでは辿り着けないようなところに在る何か
を一緒に探求しているような感じがするんです』