リビングの床

11時に起きた。今日の深夜2時、あなたはキムチクッパ私はうな重を食べた。急に思い立って牛丼屋、こんなの久しぶりだね。帰りにセブンで買ったアイスはあなたが嫌いな味で、半分ずっこするつもりが、ほとんど全部私にくれた。クッキー&バニラなのに、ほとんどクッキーしか入ってないから嫌なんだって。手を離したりつないだりしながら家まで歩いた。少し遠回りのルートで帰ったけど、こっちの道は少し暗くて怖いから好きじゃないんだ私は。あなたはあなたでこの道が好きじゃないんだってね。なんでって聞いても、なんとなく、とかしか言ってくれない。

あんまり暑かったから、家に帰った途端に服を全部ぬいだ。コンタクトをとって化粧を落として、これでもう寝て大丈夫だと思ったところから、もう一歩も動けなくなって、リビングの床で寝てしまった。その後、何分たったかわからないけど、布団に移動した。隣の部屋から流れてくるゆるいクーラーの風のせいで、裸にタオルケットを直接かけるのがきもちいい。シャワーは朝浴びようとか、眠る直前で思ってた。

うっすら目を覚まして携帯を見たら朝9時だった。クーラーは消えていて、あなたが隣で寝ていた。寝ぼけた頭で、クーラーをつけに行った。まだまだ眠いけど起きたい気持ちもあったから、リビングの床に座った。けれどまたすぐその場で眠ってしまった。そして布団に戻った。

あなたが背中側から抱きついてきて、ぼんやり覚醒した。当分はそのままでいて、眠っているようなものだった。それからようやく目が覚めて、私は寝返りを打ってあなたの方を向いた。あなたの前歯を人差し指でさわってみたり、つついてみたりしたけど、全然起きない。それで私はようやく布団からはいだして、パジャマを着た。

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