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外玄関アプローチ けっこうバリアです

ケアマネになる前は気づかなかったことの一つ、他人の家のつくり。


「この玄関のアプローチで、将来大丈夫だろうか?」と自転車で走りながら他人の家の心配をすることがあった。

外階段に曲がりがあったら、スロープ置けないでしょ?
庭に砂利と飛び石、車いすは通れないでしょ?
中二階に玄関、階段が建物に平行にあり最後に道路側に曲がっている!
道路から敷地まで段差が30cmはあるぞ。降りるのが大変になるぞ。
狭い敷地に3階建て、どこかのフロアに水回りが揃っているのかな?

家の作り、アプローチ、将来を考えていますか?


レンタル手すりから 住宅改修手すりへ

外階段、5段ほど。ここで転倒しひざを痛めたAさん。

レンタルてすりです。
このままで良いかなと思うくらい。

 要支援の認定が出て、地域包括支援センターから依頼があり訪問しました。外玄関バリアです。 家の中は伝い歩きでなんとかして、買物は隣近所の方にお願いして暮らしていました。日頃のお付き合いがありました。

 さっそく、予防福祉用具貸与で外玄関の手すりをレンタルしました。同時に住宅改修で手すり工事をすることにしました。

 膝を酷く痛めて、階段を降りることができなかったのです。手すりをたよれば降りられます。外玄関のバリアが無くなると、ガレージにあった車を利用し外出できるようになりました。

 担当して1か月で、住宅改修のてすりが完成し、ケアマネ終わりました。
 葛飾区なら、介護保険の結果を待たずに、あるいは介護保険申請をせずに高齢サービスで手すり工事ができました。結果が出るまでの1か月半、Aさんは不自由な暮らしを強いられたことになります。


 高齢サービスで住宅改修ができると、介護保険の経費が節約でき、区民の暮らしも向上すると思いませんか? 
 たとえ自費でも、転ぶ前に手すり工事が必要だった例かもしれません。

 外玄関、たった1段の段差でも、手すりを設置・取り付けすることを考えましょう。


掃き出し窓の外側に通路があったら


玄関は狭く、車いすの面積なし。上がった廊下正面は壁。左へ曲がりその左手の部屋にベッド。玄関外にも砂利と植込みがあり車いすは抜けられない。
要介護4の寝たきり。訪問診療。検査の受診は介護タクシー二人介助で。

掃き出し窓から出入りできないか。
窓の外には50cm先にブロック塀が迫っていた。
車いすが玄関を通れない場合、掃き出し窓の前に広めの通路があれば昇降機を置く(レンタル)という方法がある。その選択肢も無く、ショートステイへは布担架二人介助で玄関突破していた。


もし要介護状態になったらと、考えて家を建てる、家を買う。
せめて決定的なバリアがない家に住みたい。





 


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