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X-E4とX-E3の比較

YouTube等でX-E4の評価は、まず「軽量でコンパクト」というものが多い。でもそれ、X-E3も同じですから。探せど探せどX-E3との比較動画がほとんど見当たらない。そこで両方使ってきた私が比較記事を書いてみようと思う。

先に書いたように、X-E3とX-E4は大きさも重さもほとんど変わらない。X-E4がチルト液晶になった分、そのヒンジ部の重さが加わったくらいだ。1番変わったのはそのフォルム。ご存知の通りX-E4はフラットなボディになった。ここでよく言われるのがグリップ感。しかしその軽さから、ボディがフラットなデザインになっても、私はさほど不都合は感じてない。X-E3にはサムレストを付けていたが、それはあくまでも見た目。なんとなくカッコよく感じたからサムレストを装着していた。しかもボディケースまで。結果的に使いにくかった。ボディケースは保護目的でもあるけど、サムレストは要らないかも。だからX-E4には何も付けていない。ストラップのみで運用してる。

次に言われるのがボタンの少なさ。X-E3と比較してせいぜい1個。これもそこまで不便さは感じてない。そこに言及するならば、上位機種を買いなさいって話だと思う。

それに伴い、リアダイヤルも無くなったけど、プレビュー画面で写真の切り替えをするくらいの使い方しかしていなかったので、これまた不都合には感じてない。

戸惑ったのはレバーの位置。ボディのホールド感を確保するために、レバーの位置を下げて、親指を置くスペースを広げたのは容易に想像出来るけど、元々、測距点をグリグリ変えるタチなので、この変更にはいまだに慣れていない。しかしレバーの操作性は上がった。X-E3のレバーはポキッと折れそうだったもの。ただこのあたりは個体差かも知れず。

そして何気に不便なのは、フォーカスモード切替レバーが無くなったことだけど、私はQメニューに充てて対応してる。慣れではあるけど、X-E3よりもワンアクション多くなるのは間違いない。

あと気になったのは、バッテリーを収納する部分のフタ。X-E3はピタッと収まっていたが、これまた個体差か、私のX-E4はガタつきがある。

タッチパネルは正直微妙。X-E3は誤動作が多くて、タッチパネルはほとんど使わなかった。でもX-E4はレスポンスがやや良いと感じてる。X-E3よりは使うことがあるかも知れない。

私が気になったことといえば、以上のような点。

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そもそもX-E4を買った動機は、第4世代センサーを使っていること。私はX-Pro2を持っているので、中身が被る機種だから、とX-E3を下取りに出してX-E4を迎いいれた。ほぼその1点。チルト液晶はないよりはあったほうが良いかなという感じ。フィルムシミュレーションは正直、どうでも良かった。とか言いながら、ここのところクラシックネガばかり使っているけれど。

さて、こんなX-E4だけど、どんな人にオススメかー。

使いたい人が使えば良いけれど、それを言っては元も子もないので、以下にまとめてみたい。

1.X-E2からの買い替え。
2.第3世代センサーを2台持っている人。
3.スチルメインの人。

すでにX-T4やX-Pro3を持ってる人が購入しても、間違いなく感動はないと思う。サブ機としてならアリだろうけど。

また動画を撮りたい人は素直にX-S10にしたほうが幸せになれると思う。X-E4は一応、Flogは撮れるようだけど、手振れ補正はないので。

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【総評】

良いカメラであるのは間違いない。私は満足してる。どんなカメラでもそうだけど、用途を間違えなければ不満は少ないと思う。スナップ好きや気軽に撮りたい人にはオススメだし、より硬派に、ゴリゴリ撮り歩きたい向きにも良い。とにかくスチルメインの人。X-E4はまだ高いなぁと思う人は、中古のX-E3でも十分使えると思う。それで飽き足りなくなったら、X-E4に買い替えるのも良いかも知れない。

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