グラビアアイドルと活動年齢
今回は日本のグラビアアイドルという文化が持続可能なものとするためのファクター(*1)のひとつである「幅広い年代層の活動」。特に30代について詳しく書いていきます。なお、少々センシティブな内容になると思われますので、細心の注意を払って書いていきます。
「ほしのあき」というレボリューション
00年代の初頭にグラビア界で活躍した「ほしのあき(星野亜希)」という娘はご存じでしょうか。
彼女は30代で本格的にグラビア活動を開始し、童顔とスタイルの良さで人気を博しました。それまでグラビアアイドルの適正年齢は20歳前後とされていた常識を覆し、30代でもルックスやスタイル維持、セルフプロデュース等の努力をすればグラビア活動をできるという下地を作ったのは、正に「革命的」と言っても過言ではないです。
彼女がいなければ、恐らく30代の娘は今現在グラビアアイドルとしての活動が非常に厳しい状況になっていたことは想像に難くない筈です。それだけ彼女の残した功績は大きいと言えるでしょう。
まだ色濃く残るコンサバ思想
しかしながら、グラビア業界にはまだ強く「グラドルは20歳前後であるべき」という思想が残っているのではないか?と思う部分があるのも確かです。
例を挙げるのならば、一部のグラビア系事務所が所属者の募集を25歳までに制限をしていたり、年齢を非公表としているグラビアアイドルを時折見かける(*2)ということでしょうか。
前述のほしのあきの功績があるにも関わらず、未だにこのような部分があるのは正直如何なものか?と思います。
活動年齢の拡大こそが進むべき道
ご存じの通り今の日本は少子化が進行し、若年層になればなるほどグラビアアイドルの数が減少していく現象となるのは間違いないです。
だからこそ幅広い年齢層、10代後半~30代のグラビアアイドルの活躍が必要だと考えます。
これを実現するために、グラビア業界側には「若い娘こそ全て」というような感覚では無く、30代でも活動がしやすい環境が必要ではないかと(*3)
また、これにより受け手側も幅広い選択肢の中から「推し」を見つけるというメリットが生まれると思います。
最後に、増あすか(@masu_asuka)がよく語っていた…
「年齢なんてただの数字」
これがグラビア界の常識になることを願っています。
(脚注)
*1
3つのファクターがあり、残り2つは…
「全般的な過激化を止めること(特にイメージDVD分野)」
「日本のグラビア文化を充分に理解した外国籍の娘の活躍」
です。
*2
これは私の推測ですが、年齢非公表にしている娘は実年齢で30代が多いのではないかと。やはりグラビア業界の「20歳前後が適正年齢」という志向がオーディション等でネックとなるので、敢えて「非公表」という手段を選んでいるのではないかと。
*3
30代の娘を積極的に採用しているグラビア業界の会社として「グラ☆スタ!」があります。私も撮影会でお世話になっていますけどね。
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