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うたいびとについての裏話

制作が終わりました

ティラノフェスも始まった事なので、ようやく一番に書きたかった記事に辿り着いたなぁという思いを持ちながらパソコンを打打打っと打ち込んでいます。
ある種、個人製作六年の歳月を費やしてしまったので、年数分はちょちょっと語りたいので今回は長くなると思います。('ω')ヨロシクー

朽ち行く世界に天使の歌

タイトルからして分かりやすいタイトルだなあというツッコミは置いときまして、これを書くに至るまで出会った作品が影響されました。

まず最初に影響された作品が二つあるんですよ。これどっちもエロゲーなんですけど、ニトロプラスさんの"天使ノ二挺拳銃"とOVER DRIVEの"僕が天使になった理由"の二つの作品。

共通は天使という点しか無いと考えていますが、二挺拳銃は荒廃した世界で僕天は突如家に落ちてきた天使と名乗る少女と共に事件を解決するというお話でした。
ちなみにこの二つのゲーム、最高にOPがドストライクでCDを買うぐらいにはハマった作品でした。

そして私は考えました。
そうだ! 天使と歌モノを書きたい!! 

見切り発射を良い事に八万文字くらい書き、なんなら終点まで行き着きそうになった瞬間に気が付いてしまったのです。

あ……これ……ただの天使ノ二挺拳銃のオマージュ作品やん……

天使、主人公が二挺拳銃 なんなら堕天使病的な物。
全部二挺拳銃の二次創作みたいなもんやん。駄目やこれ……ってなってからしばらく書くのを止めていました。
ちなみにこの時の主要キャラの名前はほぼほぼうたいびとに引き継がれています。


左がバーツ、右がロウ


カノン

うたいびと

朽ち行く世界に天使の歌を書いたのが2015年、その翌年にうたいびとのプロトタイプを書き始めました。
舞台は新世紀を迎えた地球は、ある日を境にうたいびとと呼ばれる個体が出現し人類を滅亡させるという話。
当時は小説家になろうでも活動をしていたので、プロローグを書き終えてから、一月一日を狙って投稿するという小話1。

そこから怒涛の如く書き進めていたんですが、第二章を迎えた瞬間にやる気が消えてしまい、更新を止めました。
まあ、仕事の都合上もあったのでマジで時間が無かったというのもありましたが、そこから二年の月日が流れ、急に書き始めてあっという間に完成しました。
この時は全然ノベルゲーでだそうだなんて考えてもおらず、コミティアにて出そうかなぁというのほほんとした動機で小説用の冊子まで作ろうとしたのですが、何を思ったのかノベルゲーで制作しようという思い付きでティラノビルダーを触ることになりました。

しかし、パソコン関係なんてワードとネットを行き来するくらいしか使用していないのに、便利ツールだというのにも関わらず私の脳はやることを拒否しました。

友人の伝を辿り、プログラミング経験者を引き込んで制作するものの、やはり無理と言われて投げ出されるわ、イベント一週間前になって使っていたパソコンが動かなくなるというハプニングもありながら、何とか体験版を持ってイベントに出ました。
そこから先は、イベントに出るのを止めて、ティラノフェスに向けて頑張ろうという気持ちで制作し、今年出すことが出来ました。 嬉しー

六年の軌跡


左から2016~2022の主人公ロウの立ち絵
但し、使用はしなかった模様


始まって最初に出てくるスチル絵(訂正前)


訂正後


プロトタイプ
決定稿

案外、カノンは朽ち天の時から変わってないですね。

立ち絵も決定稿として完成したのも19年時なので、そっからスチル絵とスクリプトに3年費やしていたのかぁ……よく続いたなほんとに。
16年に初書きしてから2年後の18年にシナリオを完成させてから、1年間でキャラの立ち絵を完成にこぎつけてから、スチル絵と立ち絵(やっぱ直すか病)、素材集めから撮影してきた写真を加工、色々と長々とやっていたなぁほんとに。
この間に、21年には和秋氏の2つの心とストラグルの二作品のスクリプトやら、原画をこなしていますね。我ながらほんとに牛歩の如くでしたが、完成までこぎつけたなほんとに。
しみじみとしちゃいますわ。

結局、OPを自作で作ろうとしたけれど時間が間に合わずにオープニングは出来ずに終了。
いずれ作るかもしれないけれど、多分もううたいびとに関しては触らない気がしますね。

タイトル画面

実はこのタイトル画面も訂正してますね。
最初は訂正前の状態をずっと使っていたんですが、完成品をさあ出したぞって終わってから、ブラッシュアップ期間中にやっぱり直すかって気分になったので、没絵の1,2をサークル仲間たちに見せたあと、最初で良いんじゃね?ってなったので、リメイクをして完成しました。

タイトル画面(訂正)


最初に使われていたもの
没絵1
没絵2

第三ルートの話

本編は最後の最後に選択肢が出てくるほぼ一本道のADV系ノベルゲームですが、実はお蔵入りにしたルートが一つありました。
本来は、ロウが生存するルート、ロウが生存しないルートという2つのルートでしたが、3つ目に用意していたのが人類滅亡ルートでした。

ルート分岐としては日本編でカナタがアリア戦に向けて着いていくという発言にロウは死んでほしくないと言って提案を突っぱねるのですが、ここで選択肢を与えて、一緒に戦おうと言って滅亡ルートに繋がります。

流れとしては、カナタも一緒にアリア戦に加わりますが、アリアの部屋に行く時にアレク、タスクと共にロウのサポートをして二人を向かわせます。
ロウとカノンがアリアと戦っている間に、タスクが暴走しカナタに刃を向けます。
アリア戦を終えたロウはタスクがカナタを襲われて倒れてしまう状況を目の前で見ることになります。
勿論、この時のタスクはここでアレクの手によって撃たれます。

大事な人を二人も失ったロウは発狂し、闇堕ちします。
カノンが話し掛けてもうたいびとを理由にぞんざいな扱いに、ロウ達はそのまま本国から来たジークとクラウスと共に本国へ帰ります。
本国に帰るとアレルヤによる襲撃から、アメリカ勢とイタリア勢と別れる所までは同じ。

初めてあった時、いやそれよりもひどい状態だとバーツはロウに言うが、それを一蹴。
ここでバーツと別れることなくキリエと戦闘開始、バーツはロウ達の目を盗んで先にキリエの元に向かう。
このまま逃げてしまおうとキリエと手を取り合った時にキリエはロウに撃たれる。
負傷したキリエを庇おうとバーツとロウは戦闘を開始。しかし、実力差によって瀕死状態に陥る。
それでもキリエを守ろうとしたバーツに嫌気が差して二人とも銃で撃ち、アメリカ編は終了。

イタリア編も流れはほぼ同じ、二人でアレクの場所まで行くが、ある程度会話をするものの不意打ちに近い状態で先にアレルヤを撃つ。もちろんカノンの能力付与された弾丸なので致命傷に。
アレクは激高するが、対してロウは鬼のような形相でアレクを撃つ。
虫の息になったのを見てロウ達は帰る。

四章もある程度同じ、ただし、飛行機の中でクラウスと会話をし、星屑の塔を上った先ジークとクラウス達の思い出の場所で、二人掛かりでジークを倒す。
この時、お互いにボロボロの状態になりながらアイネの祭壇まで向かい、会話。
「ごめんなさいクラウス。私、貴方の事そういう目で見たこと無かったの」
その言葉を最後にクラウスはアイネの手によって葬られる。

ロウはアイネの一撃で瀕死状態にされる。
アイネとカノンの会話。
カノンの表情にアイネは察したように祭壇から立ち上がり、展望台へと移動する。

瀕死のロウを看取るようにカノンは手を添えようとするが、頑なに否定され、怨嗟の声を喚き散らしながら絶命する。
「私の声は……貴方には届かなかったね……」
震える声だけが部屋中に木霊し、カノンは力を銃弾に込める。
銃口を口の中へと押し込み、引き金を引く。

展望台へとやってきたアイネは虚ろな目で地表を眺めている。
本当ならばジークに来てほしかったと。そして、自分を殺してほしかったと。
待っている人間もいないアイネは本来の仕事をするだけ。
もう一度終焉の歌を歌い、人類は滅亡した。

BADエンドなのでこのままムービーが流れて終了。といった流れで大方の第三ルートの流れでした。

小ネタって程でもない小ネタ

今の段階で100DLされているらしいので、小ネタって程でもない小ネタを一つだけ。

アイネの喜怒哀楽を受け継がれている設定の
カノン=喜び
キリエ=怒り
アレルヤ=哀しみ
アリア=楽しみ

ですが、退場の仕方も喜怒哀楽になぞらっているというネタ。

カノン=哀しみ
キリエ=喜び
アレルヤ=楽しみ
アリア=怒り

てな感じでした。ほんとそんだけの小ネタ。

終わりに

とまあ、語りたいことは語ったのでこれぐらいで良いかと思ったのでこれにて終了です。

前回の日記でも書きましたが、只今ティラノフェス2022が開催中なので、今年は創作は止めて、ゲームのプレイなどに専念していこうかなぁと思っています。

一応、来年も2作品を出すつもりです。
シナリオ 和秋 その他 元帥のタッグで制作中のストラグルユニティ tifin 
全部 元帥 夢幻の2つですね。

それでは~

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