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破壊されたイメージ

たまに透明水彩。この頃ちょっと健康問題に不安が生じまして絵がおろそかでした。ちょっとSFっぽいのですが、元がそっちの畑なのでやっぱり好きでこのようなものを描いてしまいます。コンセプトアートみたいなのを描くときは不透明でハードに描いた方が良いのですが、私は好みでスケッチに関しては透明水彩でも描いたりします。

破壊された場所

以前に描いた瓦礫の山とよく似ています。あれはガッシュでしたがこっちは透明水彩。

広いスペースがが瓦礫になるなんて非日常なのですが、今では眼にすることも多くなりました。別にそれを意識して描いているのではなくて、元々ゲームやその手の関連のアートでは背景的にこのようなシーンが多いのです。私はそちらの畑でしたから普段からこのような絵が多いのです。

どんなシーンでも、不透明でしか描かない人であっても透明調で描くのはそれなりに面白く役立つものだと考えています。形の整理や選ぶべきトーンを考えてなるべくは最短で描かねば透明水彩ではそれなりのものにはなりません。その辺の練習はやってみるべき意味があると思います。

もっとも、今はこの手の絵はデジタルで描きますので、何度もシーンを試せますし失敗のストレスからは遠ざかれます。昔のような苦労はないようですね。ソフトによる演出も可能ですし、その分映像的なチャレンジがやりやすくなってドラマチックで魅力的なシーンを生み出せているように思います。

私のように、先祖返りして物理的に絵の具を使って描くような立場からしても、互いに影響し合うのは有意義なことだと思っています。

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