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結婚て、こんなはずじゃあ…
結婚って、ある意味残酷です
人生のめくるめく感動の数々は入籍直前の歳でストップしました。
振り返れば高校から妻と出会うまでの年月に凝縮された感動の体験の数々が昨日のことのようによみがえります。
しかしながら自由奔放に謳歌した自分史はそこで終わっている、というのが率直な想いです。
言い換えれば、夢のような青春の日々は、結婚を境に終焉を迎え、人生の第2ステージに入る訳です。
結婚は人生の墓場であるという昔からのひどい言い方もありますが、ある意味当たっているかもしれません。
結婚熱病説
結婚を決断するということは大変なエネルギーを要する一大事業です。
正常な精神状態では非常に難しい作業であるため、神は一時的に精神を熱病状態にするわけです。
いわゆる恋の病(やまい)とは昔の人はよく言ったものです。
このことは脳科学的にはフェニルエチルアミンの分泌という現象で説明されています。
したがって、病である以上時が経てば冷めてしまいます。
このホルモンは3年ほどが寿命です。
子供が幼児期の間は、父親もしっかりと付き添わないと子育てはうまくいきません、その期間がおよそ3年間ですので、ホルモン寿命となるほど符合しています。自然はうまくできていますね。
その間に徐々に病のもたらす洗脳が解け始め、あばたもえくぼだった性格や容姿の化けの皮が剥がれてくるという訳です。
子育て後の夫婦関係は修行?
さて、その時期が過ぎた後の長い人生、夫婦生活はまだまだ続きます。しかし恋愛ホルモンという、自然の摂理での保証期間は過ぎているのです。そこから先、夫婦円満でやっていくのは大変な努力を必要とすることになります。
ときめきはすっかり無くなってます。もはや欠点ばかりが目についてストレスだらけの関係でも無理はありません。
ある意味、そこから死ぬまでの期間、修行が続くといっても過言ではありません。
別にネガティブな意味ばかりでいっているのではありません。
2人の関係の中で、相手の良い面を見つけたり、思いやりの感情を育んだり……もはや恋愛感情は望むべくもありませんが。
熱病によるかりそめの愛に代わる、それ以上に深いところでの真の愛情の領域へと移行するのだと、とらえてはいかがですか。
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