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セレンディピティという言葉が好き

『思いがけない幸運との出会い』
という意味です。
本来の目的と思惑が違ってしまった展開なのに、かえってそのおかげでラッキーなことに出会った、なんて場合をいいます。

旅行なんかはその最たるもの。予測もしなかった展開が次から次へと起こる。だから細かい計画なんかしない旅が大好き。


振り返れば人生なんて、ほとんどが「セレンディピティ」の連続でした。
「塞翁が馬」という言葉もありますよね。
この二つは似てるけど相違点があります。

前者は一つの事柄において、ラッキーだったという形で完結してます。
後者は長いスパンで俯瞰した時に、発端に起きた出来事が、次々と正反対の結果をもたらしていたことに気がつくわけです。

逃げた馬が、仲間を引き連れて戻ってくるというラッキー。
しかしある時その馬に乗った息子が落馬して足を骨折してしまうというアンラッキー。
ほどなくして戦争が起き、翁の息子は骨折のおかげで戦場に行かなくてすみます。という有名なお話。

結局どちらにしても、人生先のことはまったく予測不能だということですよね。

だったら、いちいち目の前の出来事に一喜一憂するのは無意味だという気がしてきます。

不幸に思える事態におちいっても、さあ、この先どんなラッキーが待ってるんだろう!って思考を切り替える方が利口です。

就職で、第一志望の会社じゃなくてしばらく落ち込んだけど、配属先で、社内一の美人の妻と出会ったという話し…似たようなケースは数知れず耳にする。

これだって、腐らず仕事に邁進してる様子を、彼女がみていたから
そんなあなたを素敵って思ったんだろうし…

要するに、どんな逆境におちいっていても、自分にできることを精一杯やり続ける。
「そうしてるうちに、なにかはわからないけど、いいことを引き寄せる」そんな自分を信じる。
そうすると、いつしかそのような現実が現れる。
そう、『人間万事塞翁が馬』


二つの常備薬

「セレンディピティ」は何かに挑戦する時、少し勇気を与えてくれ、背中を押してくれるおまじない。
「万事塞翁が馬」はくよくよするなよという、落ち込んだ気持ちに元気を与えてくれるおまじない

1日の中で必ずやってくる気分の浮き沈みを、最短時間でニュートラルな位置に戻してくれる。
究極のビタミン・ワードとしてバッグの中に常備してみてはいかが。

そしてできれば、この二つを心の中にデフォルトモードとして植え付けてしまうことをおすすめします。
その方法としては、「人生はこの2つの法則の元に成り立っているんだ」と、朝と晩の静かな環境の中で思いを馳せる。それを心から腑に落ちるまで毎日続けるんです。

そうすれば知らず知らずのうちにポジティブ体質になっている自分をいつしか発見するでしょう。








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