4194 ビジョナル 決算分析
9/14に発表された証券コード4194 ビジョナルの4Qの決算分析を行いましたので分析内容について記載していきます。
1.事業内容
業種:情報・通信業
ハイクラス人材に特化、会員制転職サイト「ビズリーチ」運営。
2.4Q業績内容
株探より通期予想と四半期推移を確認していきます。
〇通期予想
売上、利益過去最高予想で特に利益は大幅成長。
投資をしてきて利益を伸ばすフェーズに入ってきた可能性あり。
そこが今回の決算で評価されたと思います。
来期予想の売上は560億となっていますが
本当に成長しているか確認すると
4Qの売上120億×4=480億 < 通期予想売上560億なので来期も成長する予想。
〇四半期業績
QoQで見ると3Q→4Qで売上は横ばいで成長していない。
営業利益は広告宣伝が増えて利益減少。
売上成長が止まった理由を決算内容から見ていきます。
3.決算内容
売上のメインはビズリーチ
今期売上割合95% 来期予想売上割合88%
来期もまだまだビズリーチがビジョナルの売上を引っ張っている。
今期はコロナからのリバウンド需要もあり大幅成長。
ただし4Qは需要が落ち着いてきていると記載あり。
そのため4Qの売上は伸びなかった。
販管費を4Qで大幅に増やしている。
→理由は4Qが伸びなかったので来期ビズリーチの売上を伸ばすために宣伝費用を使ったと考えられる。
ちなみに私はこの時期にネット広告で出てきて登録をしてるので
まんまと企業の戦略に乗ってしまっています笑
〇ビズリーチのビジネスモデル(料金体系)
売上は2種類あり。
プラットフォーム利用料:ストック型ビジネス
→利用企業数が減らない限り右肩上がりに
売上が増える。
成功報酬:フロー型ビジネス
→振れ幅がある売上。
料金体系で特徴的なのは直接企業が採用すると
年収の15%報酬となる点。
→ハイクラスの転職に特化している所以。
不景気になって給料が下がると
報酬は減ることになる。
〇懸念点
・成功報酬が売上の68%を占めており採用数が
減るともろに影響を受けてしまう。
・世界的に景気が悪くなる中、
4Qでビズリーチが伸びていないので
来期本当に伸びるかどうか不明。
4.決算で確認しときたい項目
・利用中企業数
・会員数
どちらも売上、ビズリーチのプラットフォームの価値に影響する。
5.最後に
ビジョナルの決算評価
今後の期待★★★☆☆
転職需要が落ち着く可能性があり
今まで通り成長するのか1Q、2Qの決算で確認したい。
以上となります。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
何かわからないことなどあればツイッターやnoteに
コメント頂ければと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?