ペルソナ

僕が学んだペルソナ法

株式会社ゆめみの新卒1年目UXデザイナーの磯崎です!
今回は僕が学んだペルソナ法について、未だペルソナ法を知らない方に向けてお話ししていこうと思います!
簡単にどういったものかお話しすると、リサーチが終わりいざ調査結果をもとに何かサービスやアイデアを考えようとしても正しくリサーチデータを扱えなくては、出てきたサービスやアイデアがジャストアイデアに過ぎなくなってしまいます。そんな時にデータを用いてユーザーをモデリングするペルソナ法を使います!

では早速詳しくみていきましょう!!

目次
1.ペルソナって何?
2.なぜペルソナを作るのか
3.どうやってペルソナを作るのか
4.作っただけでは終わらない!

1.ペルソナって何?
そもそもペルソナって何?って方もいらっしゃいますよね!ペルソナとは簡単に言えば架空の顧客像を作り出すことです。インタビューやアンケートによって導き出された統計的な、商品やサービスの典型的なユーザー像を作り出します。
また、ペルソナではターゲット(層)を設定するためでなく、そのターゲット(ユーザー)の行動や思考から価値観までを想定し、そのそのターゲット(ユーザー)に対して最適なプロダクト、サービスは何かを考えるためにペルソナは利用されます。


2.なぜペルソナを作るのか?
では、どうしてペルソナを作るのか?僕もちょっと前までは知りませんでした…。いざ、使ってみて確かにと納得するメリットが2つあります!

1.ペルソナはターゲットユーザーに対して最適なプロダクトやサービスをユーザー目線で考えるために作ります。プロダクトやサービスを考える際にペルソナがあると、「このペルソナならきっとこんなものが欲しいのでは?」とユーザーファーストの目線で考えられます。また、アイデアが先行してしまった時にも「本当にこのペルソナはこれが欲しいのか?」と立ち止まって省みるための指標となってくれます。自分が欲しいものはユーザーも欲しいはずと囚われず、プロダクトでもサービスでもペルソナの為に何をしてあげられるか考えてあげるととてもユーザーと近い距離でサービスを考えられてるように思えました!

2.またペルソナはプロジェクトメンバーがターゲットユーザーに対して同じイメージを共有するためにも作られます。曖昧にユーザー像が共有されるターゲット層「裕福な30~40代男性」のような言い方より、明確にプロジェクトメンバーが同じゴールに向かって意見を交わし合うことが出来ます。

まとめるとペルソナは指標と言えるますね!

3.どうやってペルソナを作るのか
では具体的にペルソナはどのように作るのでしょうか?何を意識しなくてはいけないか知らないとただのキャラクターが誕生してしまいます!僕も気をつけなくては…見ていきましょう!

フォーマットは基本自由で、インタビューやアンケートで得られたデータを元に生活にまつわる趣味や特技、また仕事にまつわる職業から年収、さらには名前や住所までも想像で作り上げ一覧できるようチャートに落とし込んでいきます。もちろん顔写真までつけるんです!
例を挙げてみましょう:「新しいファッションコーディネートアプリ」のペルソナ


■名前:山本拓也
■年齢:26歳
■性別:男
■住所:吉祥寺
■職業:エンジニア
■年収:500万
■貯蓄:300万
■起床時間/就寝時間: 7:00~24:00
■家族構成:5人(父、母、弟、妹)
■趣味:フットサル
■よく読む雑誌:メンズノンノ
■よく聴く音楽:RADWINPS
■よくみるTV:ロンドンハーツ
■性格:普段は大人しいが趣味のことになると熱くなる
■生活:一人暮らしでお金に余裕がある。趣味のファッションにお金をかけるが食事や日常品には極端に節制をするような生活をしている
■困っていること:服が多すぎて着合わせに悩むようになってきている

...etc
どうでしょうか…。こういった具合に項目を書き込んでペルソナの価値観が分かるように人物像を作り上げていきます。そのために項目についても何が必要か考えていきます。
「こんなやついねえよ」と思われましたか?たしかに僕が個人で考えたペルソナですので共感が得られかったかもしれません…。それを避けるため、ペルソナを作る際は複数人で合意を得ながらワークショップのように作り上げていきます!
さらに、ここで大事なのはアンケートやインタビューの結果の統計値に応じて中央値や平均値を項目に書き込んでいくのではなく、「こんな感じだよね」といった具合にメンバー全員の共感から項目を書き込んでいきます。その際に突拍子もない意見を防ぎ、人物像にリアリティを持たせる為にも最低限インタビューやアンケートの結果を参照します。そうすれば、きっとメンバーも合意しやすくよりペルソナのイメージを共有できるはずです!

また、項目が多すぎると感じるかもしれません。粒度は細かければ人物が思い描きやすいですが、たしかに考えると際限がなくなってしまいます。なので、このペルソナが何を目的に作られ、今後どのように使われるかを考えて項目も然りそのフォーマットを変えると良いですね!

4.作っただけでは終わらない!
ペルソナは作って満足してはいけません。(僕はしてしまいました…。)それ自体が成果物となることもありますが、ペルソナを正しく利用すればユーザーにとって最適なサービスやプロダクトがきっと生み出せます。特に、ペルソナに対して「私は違う!」とペルソナを否定してしまう人にも「あなたはユーザーではない」とはっきり言ってあげるんです!作ったペルソナを正しく使ってあげてください!

以上、ペルソナについてでした!!