ブレナム宮殿 ファッションの歴史

5年前にブレナム宮殿ではダイアナ妃がお召になられたブラックドレスやクリスチャンディオールのドレス、ブレナム宮殿のユニフォームを含めるファッションをテーマに「ファツションへの情熱」A Passion for Fashion展が行われました。その展覧会の様子と300年間の宮殿のファッションの歴史を短くまとめた動画です。

ブレナム宮殿では戦後1950年から宮殿の一部が一般公開されて以来、クリスチャン・ディオールなどのファッションショー、音楽会、60本以上の映画撮影の舞台となり様々なイベントが行われてきました。

この動画に使われている白黒の映像は1954年11月3日にブレナム宮殿で開催されたクリスチャン・ディオールの非常に貴重なファッションショーの様子です。
1958年11月12日に2度めのディオールのファッションショーが開催されましたが、準備を進めていたクリスチャン・ディオールは残念にも52歳で1957年10月24日にお亡くなりになられ、当時クリスチャン・ディオールのアシスタントをしていた22歳のイブサンローランがディオールのヘッドデザイナーを引き継ぎ無事にブレナム宮殿のファッションショーを実現させることが出来ました。

また2016年5月31日にはディオールは3度目のファッションショーをブレナム宮殿で開催し、この時はクルーズコレクションを披露しています。

只今、ブレナム宮殿では4月15日から6月19日まで「戦場とバロック」展が開催されておりヨルゴス・ランティモス監督の映画「女王殿下のお気に入り」で使われたアカデミー受賞コスチュームデザイナーのサンデー・パウエルが制作したコスチュームの展示が行われており、詳しい内容は私の「戦場とバロック」記事をお読み下さい。

別の記事であらためてブレナム宮殿で行われてきた映画撮影の歴史やファッションの歴史を語りたいと思います。

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