K君のその後

こんばんは、夢花です。

最近は勉強に力を
入れていたこともあって、
なかなかバイトには
入れていないのですが、
先日お店に顔を出したところ、
K君とばったり出くわしました。

どうやら徐々に
シフトに復帰しているようです。

ご家族に不幸があってから
1ヶ月半ほどが経って
少しずつですが
元気を取り戻している様子でした。

K君がこの街を離れたのを最後に
ご家族との面識も途絶えていたのですが、
会ったことがないわけではないので、
挨拶に行きたいと実は
以前から思っていました。

ちょうどK君が
上がるタイミングだったのもあり、
そのまま彼の家に
お邪魔することになりました。

当然のことですが、
幼い頃の記憶とは打って変わって
全く馴染みのない場所にあるK君の家。

昔の家がどこだったかなんて
今となってはどうでもいいことですが、
懐かしさの薄さにどこか
寂しい気持ちがしたものです。

それはともかくとして、
K君の家の玄関先には
ヒマワリのような花が
飾られていました。

ヒマワリよりも橙色が強い
その花はK君いわく、
キンセンカというお花だそうで、
先日花屋さんで一目惚れして
購入したんだそうです。

私が落ち込んでいた時に
N君がガーベラをくれたように、
人は何かに落ち込むと
”自然”に癒やしを
求めてしまうのかもしれません。

ご家族のことについては、
K君のプライバシーに関わることなので
ここでは書きませんが、
久しぶりに色々なお話ができて
よかったです。

K君の家を後にしてから、
ふと私のお父さんのことを
思い出しました。

人は忘れることで辛さや苦しみを
緩和することができると思うのですが、

一方で大切な思い出も、
時と共にそれが無い日常と混ざり合い、
希薄化していってしまうことは
寂しいという他ありません。

悲しみや苦悩が薄れるということは、
喜びや感動も同じだということですね。

辛いことを経験した時には、
「辛酸をなめる」という
言い方をしますし、
経験豊富なことを
「酸いも甘いも知っている」
と言います。

ポジティブな出来事が砂糖なら、
ネガティブな出来事は塩です。

そして、
時間が水のようなものだとすれば、
人生はコップと言えるでしょう。

「時間が解決してくれる」
という言葉は正確に言うと、
「時間が感情を薄めてくれる」
ということに過ぎないのだと思います。

なんてことを考えているうちに
着地地点を見失ってしまったので、
今日はこの辺りで終わっておきます!

来週もよろしくね。

それじゃ、またね(`・ω・´)


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