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薬剤師になりたくてなった話。

薬学部に進学すると、
親が薬剤師、親戚が薬剤師。
という学生が圧倒的に多い。

そりゃあそうだ。

私が子供の頃、学生の頃、
私は薬剤師と話した記憶がない。
入院もしたこともなければ、
お薬も院内でもらっていた。
田舎だったため、薬局も多くはなく
クリニックには行ってはいていたものの
院内で薬をもらっていたため
薬局にはいったこともなかった。

誰でも
看護師、お医者さんには
子供の頃お世話になったと思う。

ではなぜ、
薬剤師とほぼほぼ接点がないはずなのに
薬剤師になりたい人が薬学部に集まってくるのか?

一番は仕事の安定だろう。
もしくは身近に薬剤師がいて
その薬剤師の仕事をみていたとか。

家柄的に薬局を継がないといけないため、
薬剤師にならないといけない人も多い。

ロマンチックな理由で
薬剤師を目指す人は
正直見たことがない。

そんな中、
私はめちゃくちゃ薬剤師に
なりたかった。

産まれた町が田舎だったせいか、
薬剤師の数が
めちゃくちゃ少なかった。
そして、
医者の次が薬剤師!となぜか思いこんでいた。
しかし中々出会えない
そんな闇に包まれた職業が高貴にみえた。

そして、
化粧水の裏の成分をみることが好きだった。
化学が好きだった。
進学した高校が進学校ではなく、
周りに勉強する友達はいなかった。

化学が好き

周りも勉強する環境にいきたい
⇒資格取得を目指す大学

高貴的な存在

という理由で薬剤師になりたいと強く思った。


高校の卒業文集で

薬剤師になって東京で働く。
という夢を書いた。

周りの薬剤師を見ていると

薬剤師になったことに
誇りをもっていない人が多いと感じる。

私はこの仕事に誇りをもっている。
時々今でも自分が
「薬剤師」であることに不思議なぐらいだ。


そんな薬剤師も今年で10年目である。

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