私的BLぽい昭和歌謡
私は昭和歌謡が好きです。
BLも大好きです。
しかし残念ながら「昭和歌謡 BL」といろんなところで検索してみましたが、なかなかその2つを一緒に語っている方が見受けられませんでした。
アレッこれBLかな、と勝手に思った曲がいくつかあるのでこの機会に言わせていただきます。
※歌詞の考察サイトや製作者のコメントなどは一切意識せず、完全なる私の独断のBL判定なので解釈違いなどはご容赦ください
①初恋/村下孝蔵
“ 放課後の校庭を 走る君がいた
遠くで僕はいつでも 君を探してた ”
はい。BLです。
私的にこれは 帰宅部くん→運動部くん
帰宅部くんは運動部くんの部活が終わるまで教室で1人、ぼーっと窓の外を見ています。
そして部活終わりは待ち合わせして一緒に帰宅してるんじゃないでしょうか。
普段の学校生活ではつるまず、近所に住んでいる、という接点しか無いような幼馴染かもしれません。
卒業後はどちらかが上京したりで会うことも無くなり、教室で1人ノートに「恋」なんて書いてた頃を懐かしむ帰宅部くん…
サビごとにでてくる「浅い夢」という表現が最高です。
帰宅部くんはきっとずっと長いこと運動部くんといるせいで、自分の中で運動部くんへの気持ちがぼんやりとはっきりしないものになっているのでしょう。
でもそれが、初恋、なんですよね……何年経っても胸を離れないんですよね……
萌えます。
ちなみにこの曲を三田寛子さんもカバーしてて、女性が歌うとまた違った良さがあるのでぜひ。
②SORAMIMI/斉藤由貴
“ あなた 気づかないふりをしていてね
それはただの SORAMIMI ”
ザ・王道オタクみんな大好き、同じクラスのあの子を好きになってしまった歌ですね。
わざわざ反対方向なのに送ってくれるなんて脈アリじゃろがいな!とキレるタイプの商業BLあるあるです。
「不幸になるわきっと 愛をかわしあっても
誰かの涙とひきかえにした 記憶が重すぎて」
このフレーズがあるのと無いのとかなり雰囲気が違ってきます。
過去の恋愛でトラウマがあるのか、それとも三角関係の真っ只中にいるのか。
捗りますね…妄想が…さすが谷山浩子作詞作曲。
こういう世界観が好きな方はぜひ谷山浩子さんの曲も聴いてみてください!
この曲、昭和歌謡にハマるずっと前からすごく好きな歌で、よく推しカプのイメソンにして泣いたりしてました。
谷山浩子さんが斉藤由貴さんに提供した曲と知ったのは本当に最近。
一人称や話し言葉は女性なのですが、そのままBLに変換すると一味違う萌えがあります。
この時代の歌詞は男と女をはっきり明記した曲が多いのでそもそもBL的ソングを見つけるのが難しい気がします。
③姫様ズーム・イン/森川美穂
“ キスひとつじゃ帰さない
おまえとイザ…ズーム・イン ”
これ聴いた瞬間「BLじゃん」と驚いた曲です。
何度歌詞を読んでもBLでしかない。
ヘタレオタクくん×強気チャラ男くん じゃないですか?
めちゃくちゃ抱かれたいタイプの受けくんじゃん…オタクくんがんばれよ…
もはやこの歌を元にした商業BLが読みたいです。
出会いは何だったんだろう…どうやって仲良くなったんだろう…
こういうタイプの受けくんは兄弟がたくさんいるんですよね…あと自分でこっそりお尻解してくるんですよね…
オタクくんは教室で1人でいるような子だけど、受けくんが一瞬で惚れてしまうような何かがあったんでしょうね。
オタクくんがマザコンなのも萌えます。
今日泊まってかない?て頑張って誘ったのに「ママに聞かないと…」てなるんですよね。
それと、これを女性が歌ってるのがめちゃくちゃ良いです。かっこいい。
ちなみに「ベンベ」とは当時の若者言葉で「BMW」の意です。
というわけで3曲ご紹介しましたがいかがでしたでしょう。
皆さまの思うBL昭和歌謡があればぜひ教えてくださいお願いします。
切実に、求めてます。
何卒。
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