ひきこもりはラジオを聞く

ひきこもりラジオを今月(1月ラジオ放送分を2月にテレビ放送したもの)を聞いてみた。

眠くなるくらいの心地いい声なので、徐々に意識が消えてしまう。何度、巻き戻したか……。いや。今は巻き戻すとは言わないのか。これ、ビデオテープの時代の単語だから、今は使わないみたいなのを聞いたような…。そうなの?

ラジオで『現金が使えなくなるのは困る』とあった。
うわぁ。わかるぅううう。
私もアマゾンを時々使うけど、現金が使えないと知った時の絶望感ったらなかった。このノートの打ち込みをしているパソコンもアマゾンで見つけたけど、現金が使えず困ってたら、妹が代わりに買ってくれた。現金は妹に払う形で買えた。

でも、このパソコンが壊れたら次はない。お金がもうない。

ひきこもりは金がない……。時間は無駄にあるので、ハローワークまで5時間ほど歩いて行こうかなと考える時もある。電車賃もド田舎は往復二千円ぐらいするので、金無しには行けない。車もない。スマホも携帯もない。……さて、そんな状態でつける仕事があるのか知りたい。

パソコンを死守してるのは、こうやってモノを書けなくなったら私が死んでしまうから。スマホよりもパソコンという老人な私。

車は持ってないけど、免許は持ってる。ただし、運転レベルは初心者並み。ド田舎の田んぼ道は走れるけど、片道二車線になった途端、情報量の多さに動作が怪しくなる。ついでにバックも初心者並みなので、両側に車が止まっている間にバックで駐車しろといわれたら、ぶつける覚悟でやる。

さて、こんなポンコツ、このド田舎で使えないのはよくわかる。まず、『車がない』時点でアウト。20代の時も車無しで仕事探したけど……どこも雇わない。だって交通費かかるから。車の方が交通費を削れる。電車で通勤なんて人は欲しがらない。電車賃が高いから。20代でこれなので、さらに年を食った今は年齢でアウト、車無しでアウトと、アウトな点が多すぎる。

ハローワークは20代の頃、若年支援だったかな……そういうので、相談に乗ってもらいながら仕事を決めるみたいなのを利用してみたけど。
私が話をするだけではなくて、相談員さんも時々、愚痴がこぼれていた。

「私も非正規で、ここに来てもほとんど稼ぎにはならない。なのに、高い駐車場代も自前で払わないといけない。だから、あなたも高望みしないで、そこそこで我慢しなさい」

というような感じ。
正直、ハロワの相談員が非正規なんてと衝撃的だったし、駐車場代でさえ愚痴るくらいの低賃金って何なんだと思った。さらに『だから、あなたも我慢して選べ』って何?

私が20代。約20年前でそれだった。その後もハロワの非正規職員の数は増えてるんじゃなかろうかと思う。非正規なので、仕事探しに来る人を見下すような人もいるし、『お前も我慢しろ』という足の引っ張り合いのような事にもなる。さらにはハロワに登録されてる仕事も碌なものがなかった。人材派遣会社の求人は『一応求人を出しておいて、仕事を求めてきた人には他の仕事を勧める』なんてことも平気でやる。ハロワに掲載されている=安心安全企業ではない。

話がどんどんずれていく。お仕事話をする気はなかったのだけど。

現金払いを残してほしいという話。まぁ。でも、お金が無くなったら、それも無意味だけど。

ひきこもりラジオを聞いていたら、わかると思う事が多くてホッとしてしまう。地震の時、ひきこもりはどうしたらいいのか……というのも。避難所なんて、嫌だよね。私も、嫌。大人しく潰されて死んでおきたい。←暴言。

昔は私の年齢の人は死んでいたんだよって知った時、うらやましく思ってしまった。たぶん、その時代は農業という重労働で栄養も取れずという状態だったのかもしれないけど……何も知らないままただ『米を作って、身体の痛みに耐えて、死んでいく』のもいいと思う。死んだらどうなるのか……と思う瞬間はあったとしても、順番が来たと思って死んで行けるならそれはそれで幸せなのではないかなと。

早く私の順番がきますように。

そう思う他の人たちの気持ちも分かる。でも。私は偽善者なので自分は死にたいけど、他の人が死んだら悲しいと思う。

世界が『一緒死のう』という人たちの集まりになるより
『一緒に生きよう』と言ってくれる人の集まりにしたい。
一緒に生きるためにどうしたらいいかを考える世界にいたい。

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