Eテレ『はなしちゃお!性と性の学問』をみてみた

感想は、『攻めてる』というのが多いような気がしたけど、個人的には見ながらずっと『モヤモヤ』していた。

で、途中でわかった。情報の出し方にひっかかるんだ。
NHK(Eテレ)がコンドームの妖精を出してるとか、童貞・処女を議論してるとかではなくて、『面白おかしく語る』を優先してるから、『一番重要な情報が後出しでさらっと流される』事にザラザラする。

という事に気が付いた。

番組コンセプトが『学問的に性を語る』でもなければ『正しい知識を広める』でもなくて、『面白おかしく性を語る』なのかな。それ、なんていうか知ってる?『ポルノ』言うの。という突っ込みが浮かんだ。

私が見たテーマは
『童貞・処女』
『気持ちいい』
『ポルノ』
『異性装』
の4つだった。

童貞処女については最終的に『性愛に興味がない人もいる』となってたけど、逆だと思うんだよ。『なぜ、童貞、処女に未だにこだわりを持つのか』の方が問題なわけで。興味ない人の方が正常かもしれない。だって、現代において『労働力確保』なんていう子作りの必要性がないのだから。
せっかく『処女』『童貞』の歴史をやってたんだから、もう一歩『現代にその価値観は必要なのか』まで語っていいんじゃないの?

『気持ちいい』
これについては、背中より頭の方が気持ちよさを感じるとか、基本は『自分で触る』という事になってたけど。
なぜラストに『信頼できる人からの接触でないと気持ち悪さを感じる』と付け加えるんだ。……しかも、それをさらっと流して次のシーンが『どの布が一番気持ちよく感じるか』になっていた。そこじゃないよね。それ、最初にやりな。最後は『信頼や信用が出来た上で、しっかり相手に触れていいか聞いて触ってね』で終わらせてくれ。

『ポルノ』
金に困ると性を売るようになるのは『ポルノ映像』だけではないし、売春なんてその最たるものだよね……と言うところまで話を伸ばしてほしい。

『異性装』
疲れてしまって、あまり見てなかった。……再放送するかなぁ。

前半二つでウンザリしてしまった。

性の話は『気楽に話せるようになればいい』ってものじゃなくて、『絶対に必要な情報』と『誤解させない。誤解を解くための情報』が必要だと思う。
『誰でも気楽に性の話をしよう』っていうのは、ただの下ネタと同じ。
丁寧に扱わないといけない知識という前提がないから下ネタになるんだよ。

その辺りを雑に扱うから、モヤモヤが消えない。

これが「手探り状態の個人のやってること」ならまだわかるけど、教育番組がやるからますますモヤっとする。それともあれか……Eテレも予算不足で金を得るために『ポルノ』に走ってるという話かな。


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