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消防士の誇り

みなさん、おつかれ様です。

 昨日、職場の後輩から報告があります。といきなりの切り口。この後輩は9月に第1子が誕生したばかり、まだお祝いも渡してない状況…。その神妙な面持ちに頭をよぎるのは子供のこと。

 何かあったのか…?
  
 はい、今年いっぱいで退職することになりました。本日、市長決裁が通りましたのでご報告です。

 えっ?人間驚くと思考停止する、止まるもんすねぇ…。
 まっ、後輩の人生、新しいことにチャレンジするもよし。快く、送り出してあげたい。残された時間を、有意義にしてあげたい。そう思いました。

 どちらかというと、くそっ、先にやられたな。そんな気持ちでいたのですが、同タイミングで知った他の同僚たちは、こぞって、(いいなー)(羨ましいなー)(大丈夫なの?)でした。ほとんどの人がそういう言葉を発してました。

 何が問題って、そんな発言を殆どの人がしてしまう職場環境だということ。これは、消防社会どこでも当てはまることではないでしょうか。20後半から30代の離職率問題、近々の課題に直面してるところですが、その発言でやっぱりなと本質を感じたところでした。

 私も、転職(企業)に向けて、動きたく、もがいているところです。でも、いいなーとか羨ましいなという気持ちにはなりません。というか、そんな気持ちになる人のほうが人を助ける資格あんのか?この仕事を全うする責任あんのか?なんて、パワハラなことを思ってしまいます。

 消防は、成果の見えにくい仕事です。人の不幸に呼ばれて、どんなに頑張ってもその不幸をゼロにすることはできません。マイナスをプラスにすることはできない。それでも感謝をしてくれる人がいるから頑張れる。歯を食いしばって次に備えることができる。
 
 高いプライドとモチベーション、そして知識、技術が必要な職種。命に関わる以上ミスは許されない。どうか、旅立つものにマイナスな言葉をかけるような消防士にならないでくれ。そんな羨むような気持ち、消防に失礼だからやめてくれ。

 純粋に旅立つ後輩を褒め称えたい。ふと、本を買いました。

(やる気に頼らずすぐやる人になる37のコツ)
実践してみまーす。

 長々と読んでいただきありがとうございます。マイナスな記事を読ませてしまったこと、お詫び申し上げます。今後も日々の葛藤も綴らせてもらいますが、最後には温かい記事ばかり書けるようにあげていきますのでよろしくお願いします。

 

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