スマホの機種変更をして

機種変更をしたのは私自身だ。
概ね2年程度で買い換えているスマホだが、この作業はどうも厄介だ。
知らないことも多く不安要素がてんこ盛りだからだ。
67歳になっているとはいえ私はまだスマホに詳しい方だ。
しかし年々スマホに関する情報は様変わりし、2年前の経験は今や当てにはならない。

スマホ機種変更に伴う最近の事情

今回もアイホンにしようかと迷ったが結局アンドロイドを買った。
結果的に失敗だったと思うことや、これでよかったんだと納得できることなどの理由も含めてまとめてみることにした。

昭和のソニー信者がソニーを買わなかった理由！

これまでならソニーの商品を先ず第一にリサーチしていた。
10年も前に買ったスマートウォッチもカメラも、多くのガジェットは信頼できるソニーを使っているからだ。
バリバリ昭和人の私はある意味ソニー信者だ。

もちろんスマホもソニーのエクスペリアだった。
前回もその前もだ。

前回はエクスペリアの5シリーズ（ハイエンドモデル）だったが、予算に合う旧品番で我慢していた。
我が家は夫婦で機種変更をするため2台を同時に買うことになるから高価な現行商品は買えない。
だから前回は旧品番といっても一つ前ではなく2つ前のシリーズを買っていた。
それでも1台5万円以上支払った。

買ったのはエクスペリアのシムフリー版だった。

今回も同じくエクスペリアのシムフリースマホを買おうとリサーチしていたが、2年前にはなかった情報を多く目にすることになった。

前回シムフリースマホにしたのは、もし海外旅行でもする場合は現地で安価なシムに入れ替えて使いたかったからだ。
結果的にはコロナなどで海外旅行することはできなかったが今回も同じことを考えた。

しかし今はその必要がない。
ドコモ格安プランのアハモを使っているからだ。
そして今はキャリアがシムロックで客の囲い込みをしてはいけないという事情になっているようだ。

そのような事情を鑑み今回はドコモオンラインショップでドコモスマホを購入することにした。
料金を調べるとエクスペリア5Ⅴが151,690円（ソニーストアなら129,800円）だった。
アイホンSE（第3世代）82,280円と比較してもかなりの割高感だ。

予算は2台で16万円位の試算をしていたから当然エクスペリアなら現行商品は買えない。
エクスペリアを選ぶとするなら旧品番のリユース品か中古品だ。
しかし私が買いたいのは旧品番だとしても未使用品だ。

未使用品を少しでも安く買うなら海外向けの商品などもあるようだが、田舎に住む私には周波数帯などのリスクも考えなければならなくなる。

色々考えた末選んだのが海外メーカのギャラクシーだ。

ギャラクシーを選んだ理由

買ったのはギャラクシーA55（ミドルエンドモデル）だ。
ソニーを諦めてサムソンのギャラクシーを選んだ理由は、OSアップデート保証期間が5年と長いのが一番の理由だ。
日本のスマホメーカーはいずれもOSアップデート保証期間が短く、旧品番を買った場合はその時点でOSのアップデートができない事態も予測できる。

例えば私がこれまで使っていたエクスペリア5は既に保証期間が終了していてアップデートすることはできない。
それによっていつも使っているアプリが使えなくなったり、セキュリティーリスクが高まることも考えられる。

現行商品のOSのアップデート保証が5年ということは2年使って買い換える場合であっても中古価値は高いということになる。

次の理由はバッテリー容量が5000ｍAhと大きかったことだ。
これまでのスマホも使っていくうちにバッテリーの持ちは悪くなり、２年も使っていると1日持たないことも珍しくなくなっていた。

電池交換も考えたが、ソニーやキャリアは対応期間が終了していて修理業者でも正規バッテリーではなく互換品を交換してくれるだけのようだ。
しかも修理見積もりは1.5～２万円と高価だった。

ギャラクシーを選んだのは予算内で買える現行商品だったことが重要な決め手だ。
スマホとしてはカメラの使い勝手もよくソニーと比較しても遜色ないと思えた。

機種変更をして不満に感じること

スマホの大きさや重さはあまり重要視していなかったが、実際手元に届くと想像以上に違和感を感じた。
もちろんこれまで使っていたスマホと数字を見て比較はしていた。

エクスペリア5が158、68、8.2、164ｇで、ギャラクシーＡ55が161.1、77.4、8.2、213ｇだ。
その差は縦3.1ミリ、横9.4ミリ、49ｇだ。
この差は想像を上回っていた。
しかし年齢を考慮して画面サイズが大きいことをメリットに考えることにした。

気に入らないこいとの二つ目はホーム画面がダサいことだ。
特に画面下にある全アプリを表示するための白い□が4つのボタンは必要ない。
これは設定によって選ぶことができるホームアプリに変えることで消すことができた。

そして最も気に入らなかったのはプリインストールされている多くのアプリだ。
ドコモオンラインショップで購入したのだから仕方ないが、あまりにもドコモ関連のアプリが多く入っていた。

私は30年近くドコモのプランを使い続けているが、最近は特に利益重視志向を強く感じている。
もちろんドコモのメリットもあるが、その良さを帳消しにしているようにさえ思えてくる。

つまりキャリアの囲い込み戦略が強すぎる結果、顧客が魅力を感じないスマホ作りになっているとさえ思えてくる。
「キャリアのオンラインショップで買うんじゃなかった」と後悔するほどだ。

ソニーなど日本のメーカーが海外のメーカーに勝てないのも、キャリアとの因果関係が影響しているのではと疑いたくなるのは私だけなのだろうか。

そう感じるのはこれまで使っていたキャリアではないエクスペリアと今回勝ったキャリアのギャラクシーを比較してのことだ。
明らかにキャリアが関わっていない商品の方がセンスよく、そして使い勝手がいいスマホに仕上がっている気がしてならない。

#スマホ機種変更 #スマホ選び