動画撮影のカメラ選び!
これからYouTubeなどの動画撮影を始めようと考えている人もいるだろう。
今日は私が経験した旅動画やドライブ動画のためのカメラ選びを書こうと思う。
ドライブ動画など!
写真撮影と動画撮影はカメラの設定も違う。
金額が高いカメラほど高品質な映像を撮ることができるが、高額なカメラほど設定も難しく重くなるので撮影する状況によってはデメリットになることもある。
カメラ選び(ソニーアクションカム)
先ずはカメラ選びをしなければならないが簡単ではない。
撮影するものやジャンル、こだわり加減などによって変わるのがカメラ選びだ。
私は最初海外の旅を動画に収めようと考え、安価で軽いカメラを買うことにした。
ソニーのアクションカムだ。
その当時はGopro(ゴープロ)とソニーを比較して迷い、価格とブランド名でソニーを選んだ。
HDR-AS50という現在生産完了している製品だ。
このカメラの最大のメリットは長時間撮影に向いていることだ。
今はドライブ動画専用として使っているが、スイッチを切るのを忘れて温泉に入ってもその間ずっと撮影を続けているくらいだ。
もし電池が切れてもシガーソケットで充電しながら撮影を続けることができる。
手ぶれ機能も付いているので歩かなければ電車や飛行機の窓からも撮影することができる。
海外で水しぶきの激しい船に乗った時も防水ケースに入れて撮影することができた。
もう一つメリットを挙げるならアクションカムには必須の強度だ。
カメラなのに取り扱いに神経を使うこともないほどだ。
デメリットは光に弱いことだ。
設定にもよるが逆光で夕日や日の出を撮るようなシーンには使えない。
特に光の方向が徐々に変わるタイムラプスには向いていない。
映像も価格相応でこだわりのある人が満足できるものではない。
カメラ選び(オズモポケット)
画期的なジンバル付きカメラとして発売されたDJI (中国)というメーカーの製品だ。
私は初期のものを今でも使っている。
品質に心配はあったが今日まで使えている。
使い道は主に歩行時だ。
空港内や街歩きに重宝した。
最大のメリットは映像がブレないことだ。
それまでは大きな手持ちのジンバルにカメラをセットして使っていたが、海外などには荷物になるので持って行くことを諦めていた。
F値も2.0と明るく屋内撮影も可能だ。
前に紹介したソニーのアクションカムと比較して逆光にも強く、タイムラプスに向いている。
私は夕日や日の出のタイムラプスもこのカメラでよく撮影した。
ポケットサイズなので鞄のポケットなどにも入り取り出しやすい。
しかしアクションカムと比較すれば取り扱いは慎重になるが、ジンバル付きなので仕方ない。
カメラ選び(ミラーレス1眼カメラ1型センサー)
私はコンデジでよく使われている1型センサーを搭載したニコン1j5という製品を数年使っている。
レンズ交換式のミラーレスカメラとしては最も安価なカメラだ。
手ぶれ防止付きのズームレンズ(10-30㎜)とf1.8の手ぶれ防止なし単焦点レンズ(18.5㎜)付きだ。
このカメラの動画撮影時のメリットは軽いことだ。
手持ち動画撮影では軽いということが大きなメリットになる。
私が個人的に感じたもう一つのメリットが振動や衝撃に強いということだ。
一度誤って1m程度の高さから落としたことがあるが、その時も異常は見つからなかった。
今はソニーのアクションカムと同時に車載カメラとして使っている。
アクションカムと比較した場合は、映像も美しく設定によってピントのボケ感もうまく利用することができる。
カメラ選び(ミラーレス1眼カメラAPS-C)
ミラーレス1眼カメラでもセンサーサイズが大きい製品は本格的なカメラだ。
フルサイズセンサーが搭載されているカメラは、最も高品質な映像を撮影することができる。
しかし動画撮影には重いということが大きなデメリットになる。
自宅で三脚を設置して撮影するならフルサイズセンサーのメリットは大きいが、私のように屋外で手持ち撮影する場合はAPS-Cセンサー搭載のカメラが適当だ。
私はソニーのα6400を使っている。
以前はジンバルに乗せて使っていたが今は手持ちか三脚を使って撮影している。
このカメラに安価なズームレンズ(16-50㎜)を付けて使っているが、このくらいのズームレンズが使いやすいと感じている。
動画撮影におけるメリットは映像が美しいと言うことに尽きるが、デメリットは設定などが複雑になることだ。
これまでに説明してきたカメラと違い、多くのカメラ知識が必要になる。
写真撮影との違いも多い。
例えばシャッタースピードはフレームレートの2倍に設定する。
フレームレートが30fpsならシャッタースピードは60だ。
ISOはできる限り低い数値(100-400)に設定し、絞りの数値も低く設定することが多い。
レンズのF値が3.5なので前後のボケを出すときはそのくらいの設定になる。
シャッタースピードを固定するので光の調整は主に可変フィルターで行うのが写真撮影と違うところだ。
光の状況に応じて可変フィルターを調節しなければならないが、これには慣れが必要だ。
欲を言うなら18-105程度のパワーズームがほしいところだが、買っても使うシーンはそう多くはない。
私の場合は16-50ズームで賄えるシーンがほとんどだ。
写真撮影のようにその都度レンズを交換するよりも、ズームレンズ1本で動画撮影する方が楽だ。
その他
多くのカメラで動画撮影すれば編集も難しくなる。
編集にもこだわるならカメラは1台で撮影する方が色目も合わせやすい。
音にもこだわるならカメラのマイクではなくレコーダーを使うべきだろう。
こだわればキリがないということだ。
勿論予算を考えるなら機材を妥協しなければならない。
考え方次第でその妥協もスキルに繋がることを知った。
機材がない分いろんなアイデアを考えるからだ。
例えば私はドライブ動画を撮るために車載カメラ用のアーム(ヘッド写真)を手作りした。
動画撮影は定年退職後に最もお勧めできる趣味だ。
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