【雑】循環と知性

玉ねぎと古傷は互いにつかず離れず支え合い、血流の改善を喜び祝い両手上げ、花火の種はかさを増し、おまじないを隠し味に焼きたてパンはよく膨らむ。但し書きの曲線美を説明するも理解は得られず右往左往、そして歌声響く、燦々と。回る木馬は迷子に憧れ、記憶の沼に教えを乞う。猿でも解る高次方程式はモノリスの賜物と、故に濁る瞳と三白眼。白夜とオーロラのカーテンは、磁石としての自覚と惑星としてのプライドのジレンマと、マクスウェルが歴史の隙間から物欲しげに口を出し、点の存在の有無を想うと無限との距離が縮まり、フラクタルの幻想は童話の構成に帰着する。

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