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親が亡くなった人にかけたらあかんと思うコトバ。

父が亡くなって1日たったけど、まだ実感もわかず。
家でジャージ着てオープン戦を見ている。食欲もあるしめっちゃ寝た。
感情が鈍感になってくれているのだろう。

母が亡くなったのが2011年。そっから11年も生きてくれた父には感謝。母の時にはかなわなかったけど、生きているうちにありがとうを言えた(聞こえてたかどうかはわからないけど)

看取ったことはまた別で書くとして。。。
父が亡くなるまでの数日間で、母が亡くなったときのことを思い出したので記しておこうと思う。

親が亡くなったら、いろんな方が「ご愁傷様です」に加えていろんなコトバをかけてくれる。

「お父さん(お母さん)よくがんばられたね」とか
「〇〇ちゃん(←私)も体に気を付けてね」などなど。

人生、必要なものは鈍感力とスルースキルだと都度実感してきながら生きてきた私だが、11年たっても・・・

「いや、それを傷ついてる人にいうのはどうなん?」
「それって誰にでも言うてるのん?」

って思った発言が2つある。今でも思い出すとちょっとイラっとする。
相手は悪気が無いから余計にタチが悪い。
その2つを発した人とは自然と疎遠になった。防衛本能で遠ざけたのかもしれない。

1:「〇〇さんに比べたら、お母さんは長生きできてよかったじゃろ。
   アンタ〇〇さんの親に比べたらそんな泣かんでええんよ」

おいおいおいおい。何比べとんねん!?
〇〇さんに比べたらって誰かと比べるなよ。そして〇〇さんに比べたらアンタまだマシみたいなのは何?ねぇ?
あまりに腹立たしかったので、方言含めて覚えてる。許してない。
そりゃ〇〇さんは若くして旅立ったよ。でも私にとっては唯一の母親なのよ。アンタに比べられたくないわ。
人の悲しみに優劣も多い少ないもない。

「〇〇さんに比べたら」は傷ついた人にかける言葉としては一発アウトなコトバだとこの時から心に刻んでいる。
世間的にいう「大往生」だったとしても、親を亡くして悲しんでいる人にとっては「よかったね大往生」なんかではないので。

2:「お母さんいなくなるなんて、悲しいよなぁ。わかるぅ~。私もジョリーちゃん(仮名、犬)が死んだときめっちゃつらかったわ。」

犬と私の母を同列にしないでほしい。
犬は犬で、私の母は人間である。
「親しき中にも礼儀あり」というけど、「人間とペット」の線引きははっきりしてほしい。
「ペットは家族の一員」という考えを否定するつもりもないけれど、ちゃんと線はひかないと人を傷つけることになる。

もし、このnoteを見てくれた人は、目の前で悲しんでる人にかけるコトバを考えるとき、この2つちょっと気にしてくれると嬉しい。

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