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働くあなたのゆるませどころ

毎日せっせと働く人たち。
仕事、家事、勉強、子育て、遊び、、
心も体もたくさん働かせて、たくさんこわばっていることでしょう。

働いてるつもりはなくても、頭も体も心も、きっとあなたを支えるためにフル回転してくれているはず。
あなたが頑張っていると感じている以上に、あなたは頑張っているのです。

そんなみなさんは、心と体をゆるませる時間を持っていますか?

自分のゆるませ方を持っている人も、そうでない人も、探し中の人も、意識したことがなかった人も、
普段は気づかないこわばりを、ほんの少しでもゆるませられる方法や言葉が見つかればいいなぁと思い、文章を書いていきます。
この記事を見つけてくれた、あなたのために書いています。

今回は特にデスクワークや家事や趣味など、何かに夢中になっているとき、ご自身の体の状態を思い浮かべながら、読み進めてほしいです。

人は、目が顔の前についているので、前にあるものをよーく見ようと思ったら、頭が前に出てしまうのは容易に想像ができます。

働く人にとって日常茶飯事になっているであろう、この頭が前に出た姿勢。
残念ながら、そのような姿勢をとり続けて楽に生活できるようには、人間の体はできていません。

顔が前に出てしまった分、体の他の部位があなたの体を支え、目に見えない負担が蓄積されていきます。

私たち人間は、キリンさんのように首が長く、首の骨が発達しているわけではありませんので、頭が前に出た状態でタダで済むわけがありません。

ハトさんでさえ、歩くときに首が前に出た後は、ちゃんと元の位置に戻ってきます。

その点、パソコン操作をする人の姿勢はどうでしょう。電車でスマホを触っている人はどうですか。今、画面を見ているあなたはどうですか。
しばらく首が前に出た姿勢を、無意識のうちに続けてしまっていませんか?

一度、前のものを見てすぐに頭の位置を戻す分には、さほど負担はかかりません。
しかし、その状態をずっと続けることは、首の後ろや肩まわりの筋肉たち、骨たち、血管や神経やそのほかのたくさんのあなたの体の節々に苦労をかけてしまう可能性があります。

例えば、身の回りで同僚や友人や家族に負担をかけてしまった場合、相手の負担を分散させようとしたり、労いの言葉をかけたり、デザートを買って帰ったりしますよね?

ですが、自分の体にはどうでしょう。
こわばった関節や筋肉にデザートを買い与えることはできませんよね。ではどうすれば良いのか。
そもそも負担がどこにかかっているのかも、その原因も、その対策も、よくわかっていないのではないでしょうか?

毎日、気づかないところでたくさん無理をしていると思います。
あなたの心と同じように、あなたの体も。

仕事やLINEの返信や、情報収集や動画視聴において、目の前の情報や映像を目に焼き付けまいと、とにかく一生懸命なのですよね。
そこまで頑張っているあなたならば、自分の体の節々を気遣い、ゆるませることは、とっても簡単なことです。

ぜんぜん難しいことはないです。ほんのわずか、意識を変えるだけ。大丈夫です。

まず、お尻の真上に頭のてっぺんがくるところまで顎を引き、
重力に逆らうようにして少し背筋を伸ばして見てください。

前に出ていた頭を、背骨の真上に持ってくることで
こわばっていた首や肩の筋肉がゆるんでいきます。
背骨どおしの隙間がゆるっと広がり、身長が伸びた心地を味わいます。

たったそれだけの意識が、ご自身のお体へのやさしさです。
体の芯から、ありがとうの言葉が聞こえきましたか。

こんな簡単なことか、と落胆したでしょうか。
大切なのは続けていくことです。
体のこわばりに耳を澄ますことです。

あなたの体は、あなたのたった一つの資産であり、財産です。
あなたの体を一番労ってあげてほしいのは、あなた自身です。
どうか大切にしてくださいね。

人間の体に合った姿勢を取ることは、
体の痛みや、怪我や、気持ちの落ち込みを予防できて
日々のパフォーマンスもぐんと上がります。

健康系・美容系の雑誌に書いてあるような方法をたくさん試せたら、それはとても良いことですが、毎日頑張り続けている方々にとっては、そんな余裕も時間もないことでしょう。

ですから、ほんのちょっとの意識から、変化から、
自分の体をゆるめるところからはじめるのも、十分素晴らしい第一歩です。

あなたの前にハトさんが現れるたびに、背筋が伸びますね、きっと。

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