#12 司法試験答案構成のやり方


はじめに

 いつも記事を読んで頂きありがとうございます!引っ越し等なんやかんやあり記事の投稿が出来なかったのと、今までの10本で必要なことは割と書ききったつもりでいたので全然更新が出来ていませんでした・・・すみません。
 『#7司法試験、過去問演習のやり方〜答案構成とは?』の記事においても答案構成について説明はしているんですが、実際にどんな答案構成をしていたのか見せて欲しい!というお声を頂き、本記事を投稿することにしました。過去のは全て処分してしまっていたので、改めて解き直したものになります!
※解いた問題は司法試験本試験行政法2023年のものになります。

答案構成の仕方

※以下は、 『#7司法試験、過去問演習のやり方〜答案構成とは?』の貼り付けになります。

 司法試験は、1科目2時間あり、緊張感等から、頭の中で思い浮かんだことを答案に書き忘れたりすることがめちゃくちゃあります。それを防ぐためにするのが答案構成です。簡単に言えば、答案のプロット・簡易版シナリオです。問題文を読むのと答案構成で合わせて30分になります。30分は目安で自身の答案を書くペースに合わせて、適宜答案構成にかける時間を修正してください。

  1. ナンバリングを振ったミニ答案を作る

  2. 問われている論点の名前を書き出す

  3. 問題文のうち答案に拾いたい事実すべてにつき、番号を振った上で(①____のように)、答案構成にその番号を記す。

  4. 黄色い蛍光ペンでマークした問題文の”誘導”を最後に見て、誘導に答えているか確認する

この4点をしっかりやって頂ければ、必ず深い答案構成が出来るようになります。私は、3番の[問題文の事実に番号を振って、答案構成に番号を書く]ということをするまで、問題文を読んでいるときは気づいていたのに拾い落とした事実やそもそも気づけなかった事実が多くあり、伸び悩みを感じていました。しかし、3番をやるようにしたら、事実を拾い落とすことがなくなり、雪だるま式に点の伸びる答案が書けるようになったので絶対やってください!
(この3番をあなたに伝えるために#7を執筆したと言っても過言ではありません!

 事実をいかに拾い切ることが大事かということは、『♯2 司法試験論文式試験とは何者?』で詳しく紐解いていますし、#2が全記事の中で最も伝えたいことなので是非読んでなければ読んでください!

 私は、最初この答案構成を作るのが凄い苦手で、書きながらじゃないと答案書けなかったのですが、ひたすら練習すると出来るようになりました。自分には合わないとめげずに続けて欲しいです。
 答案構成せずに答案書き始めるのは非常に不合格のリスクが高いと思ってください。

実際に解いた問題と答案構成例(写真)

 字が汚い点はお見逃しください・・・笑
 他科目でも答案構成のやり方は変わりません。
 このようにして問題文の事実が拾いきれるようになると、今度はそれらの事実を全て``評価``しなければならないので自ずと評価力もつくようになります。(評価についても『♯2 司法試験論文式試験とは何者?』を参照してください。)

おわりに

 ここまで読んでくださりありがとうございます。今までの記事も力を入れて書いており、読んだ時間は絶対に損をさせないので是非読んで頂けたら幸いです。気になることや相談したいことがありましたらDM(https://twitter.com/yume_noatosaki)送ってください。あなたの合格を心より祈っています!


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