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『Mr.AFFECTiON』がとても好き、そして愛について
知らない愛に出会わせてくれたひと。
燃え焦げた愛を優しく撫でてくれたひと。
見守る愛を教えてくれたひと。
誰かひとりを特別と言うことはできなくて、上書きするわけでもなくて、本当にそれぞれ別々の感情があって。
ことあるごとに思うのは
「愛は地続き」ってこと。
誰かのための愛なんてない。
あの愛とこの愛は別物じゃない。同じ愛。
この身体にひとつだけある心臓から全身に血が巡るように、胸にひとつの大きな愛があって、そこから分岐していくような。
好きなひとが増える分、愛の深さは増していく。
色が増えて、時々濁って、そしてまた澄んで。
響き方、温度、やわらかさ、優しさ。
一秒だって同じ形を保てない。
知らなかった感情、興奮、苦しみ、喜び、幸せ。
抱えきれないくらいに大きく膨らむこともある。
ただ、今のわたしが在るすべてのきっかけになったひとのことは、やっぱりずっとずっと、特別なのかもしれない。今は少し気持ちが落ち着いているけれど。
あなたに出会っていなかったら、私は文章を書かなかったし、短歌を詠まなかったし、いろんなイベントに行くことはなかったし、こんなふうな形の愛を知り、抱くことはなかった。
いろんなひとに出会って、その度に知ろうとして、傷ついて悩んで、少しずつ変わっているんだと思う、私。
ずっとずっと、あなたのことしか考えない人生なのかもって思っていたけれど、そんなことはなかった。
少しずつ変わっていく心で、少しだけ離れたところから、好きって想うことにすると思うよ。
それでもね、決して冷たくなったわけじゃないんだよ。
「大丈夫」って思えるようになったから、少しこの手を離すだけ。握り潰してしまわぬように。
IDOLiSH7『Mr.AFFECTiON』が好きすぎて、特に好きな歌詞を置いておきたい。
私は考察を読むことを好まない(とはいえもう何年も前に新曲として出た時のものが多く今読んでもダメージは受けなさそうだが)ため、深読みなどはしません。
ただただ、7人がこの歌を歌うこと、7人の声が重なること、7人のパフォーマンス、7人の表情、それらすべてを含めて、純粋にこの歌が好きです。
説明は何もいらない気がする。
理由なんてないのに守りたいと願う
少しだけ覚悟を決めた日
(ここの大和さんとても素敵ですよね)
理由なき愛なんだ
走り出した運命に
決められてる偶然に
考え込んだりしないでも…
いいのさ
理由なんていらない
守りたいよ君と
最高のラストシーン
AFFECTiON いつまでも
彼らの歌う歌に自らの恋心を重ねることはほとんどない。彼らの歌は彼らのためにあって、彼らの感情の全てだと思っているので。
でもこの曲はあまりにも好きだ。
重ねてしまう部分もある。
彼を好きだと思う時「どうして好きなのか」を突き止めたくて考えてしまうことが多い。
「理由なんてないよ、好きなんだ、ただ」
って、結局いつもなるのだけれど。
愛情って、足りないから補うとか、他人から搾取されるとか、そういうものではないと思っていて。
この考えは、私の大好きな歌手の一人の椎名林檎さんのこの歌から同じようなものを感じたことがきっかけだった。
僕らが手にしている
富は見えないよ
彼らは奪えないし壊すこともない
世界はただ妬むばっかり
もしも彼らが君の
何かを盗んだとして
それはくだらないものだよ
返して貰うまでもない筈
何故なら
価値は生命に従って付いている
いつも胸にあるのに気付けない時があるだけで、失ったと感じる時は自分が手放しただけで、そしてこれは幸せにも同じことが言えると思っていて。
大きく気持ちが動かされる時、この世界でいちばん大切なものが愛だとした時、理由なく守りたいと願うだろう。
自分でも気付かないほどの小さな覚悟を決めながら日常を生きている。
それを勇気と呼んでくれるひとがいなくても、
それを愛だと誰にも気づかれなくても、
やっぱり守りたいのだと思う。
そんなことを考えさせてくれた歌。
改めて素晴らしい出会いだと思う。
ずっと大切にしていたい。
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