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絶対に壊されない愛、永遠に抱きしめる愛
私たちは生きている上でいろんなものを目にする。
いろんな経験をする。
わたしを生きられるのはわたししかいない。
わたしを作れるのはわたししかいない。
それならわたしは愛に満ちていたい。
誰かを愛する気持ちを永遠に抱いていたい。
いつも壊そうとするのは自分だ。
諦めようとするのも。
彼らはたぶん永遠にアイドルで、永遠に歳をとらなくて、永遠に彼女をつくらなくて、永遠に結婚もしない。そして死ぬこともない。
願っても願っても同じ時間を生きることは不可能で、そのことに直面するたびに壊したくなる。
好きだからと彼の写真を待ち受けにしてみたり、好きだからと彼の色のぬいぐるみを鞄につけてみたりするけれど、そういられない時が確かにあって、好きなはずの彼の顔に、彼の色に、苦しめられるような気がしてしまう時がある。
生きなくちゃいけなくて、働かなくちゃいけなくて、考えなきゃいけないことがある。
生きていく限り変わり続けてしまうのだから、仕方のないことなのに、自分をひどい裏切り者のように思ってしまう。
ずっとずっとあなたが私のいちばん。
この先どんな人と出会ってもあなたしかいない。
そう思って死ぬまで生き続けていたいと思っていたのに。
想い続けるのが難しいのは、相互的ではないからなんだろうな。言ってしまえばどこまで行っても一方通行で。
私以外の誰かに手を振ることがない代わりに、私だけに手を振ってくれることもない。
あなたの言う台詞は全ての人間に宛てたものなのだ。ずっとずっと、いままでもこれからも。
でも、触れられないからずっと好きでいていいんだと思っている。心の中で生き続けている限り好きでいていいし、何度消えかけてしまっても何度でも蘇生させていいんだと思う。
心の中だけが真実だと信じ続けて生きることはしんどいけれど、わたしのなかの真実はわたしだけが決めていいことだ。
抱きしめられるから恋なのか。
触れ合えるから恋なのか。
呼び合えるから恋なのか。
抱きしめられなくても愛で、
触れ合えなくても愛で、
あなたを呼ぶことが愛で。
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