いつも傍にあるもの
これまでの人生を振り返ってみたときに自分の中で一貫して強く存在し続けるものは何かと考えてみたときに、それは「音楽」だろうと思う。
別に音大卒でもないし、仕事も音楽とは何も関係はないが、なんとなくずっと音楽が傍にあった気がする。
初めて音楽というものに触れたのは3歳から通い始めたピアノ教室だった。
ここでは主にクラシックばかりを習っており、高校3年生で受験を理由に辞めるまで結局クラシックのことは好きになれなかったが、弾けるようになるとうれしかったし楽譜が読めるのはその後の人生の中でもいろいろと便利ではあった。
中学生の時にギターデュオにどっぷりとハマり初めてライブへ行くようになり
高校では邦楽ロックに魅了され片っ端から聞いていた。
まだ売れ始めくらいの好きなバンドのCDを友達に押し付けたり貸したりもした。
大学ではアカペラサークルやアコースティックサークルに入ってバンドを組んでライブをしたこともあった。
楽しいことがあった時も辛いことがあった時も、常に音楽を聴いてきた。
この曲は頑張る自分を奮い立たせてくれた
この曲は失恋したときに聴いてたくさん泣いた
この曲は大好きだったあの人に教えてもらった
記憶と音楽はかなり強く結びついているので、私の人生はどの時代を思い返しても音楽が聞こえてくる。
今でも歌うことは大好きだ。
家に一人だとすぐに好きな音楽をかけて歌ってしまうし、一人でカラオケに行くこともある。
ライブやフェスに行くことも変わらず好きで
働き始めてからも仕事に支障のない範囲であらゆるライブに参加した。
大好きなアーティストの音楽を生で聴き、一緒に歌う、そんな時間がとてつもなく大好きだった。
だが、コロナ禍。
ライブなどのイベントは軒並み中止、ようやく解禁されたと思ったら声出しNG。
これがもうどうしようもなくもどかしかった。
一時は全てが中止だったのだから、生で見られるだけでももちろん十分なはずなのだが、人間欲張りなもので、ライブに行けるようになると今度は声出しもしたくなってしまう。
何度も「早く一緒に歌える日が来てほしい」と願った。
そして、明日。
ついに私は声出し解禁のフェスへ参加する。
そう、蘇我スポーツ公園で開催されるROCK IN JAPAN FESである。
もうこれが楽しみで仕方がない。
明日から3日間参加するので、明日からはその感想を書きたいと思っている。
丸3年ぶりくらいの声出しイベント、存分に楽しんできたい。
もしこれを読んでくれている人の中に参加される方がいたら、顔も名前も知らないが同じ空間を共有する仲間としてお互い楽しもう。
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