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FP1級実技試験体験記② 受験申込~受験日まで

  • FP1級実技試験体験記① 受験のきっかけと参考書

  • FP1級実技試験体験記② 受験申込~受験日まで

  • FP1級実技試験体験記③ 受験当日の流れと注意事項

  • FP1級実技試験体験記④ 2021/6/13試験PART1実録

  • FP1級実技試験体験記⑤ 2021/6/13試験PART2実録

まずは過去問対策。とはいえ最初は全然わからない

参考書も揃え(前記事参照)、1か月後の試験に向けて勉強を始めたのですが、最初は全然問題の意味を理解できませんでした。AFPの提案書のように、個人顧客の老後や相続に関するものかな…とイメージしていたのですが、いきなり出てきたのが「事業承継税制」。最新のFP試験を受けた人であればわかる範囲なのかもしれないですが、CFPを取得してから10年近く経っていた自分にとっては初めて触れる内容で、まったく違う分野の勉強をしているように感じました。

自分の勉強法は基本的にどの試験対策でも同じで、最初に「解説を見ながら過去問を実際に解いてみる」ということをしています。自分の実力を知るために「まず答えを見ずに過去問を解いてみる」ということからスタートする人も多いかもしれませんが、ほとんど初見の問題に挑戦したところで、数問で嫌になってしまう(少なくとも自分は)と思います。ですので、まずは「どういった形式の問題で」「どういう回答が正解か」という流れを把握していくことが試験対策の第一歩だと思います。

問題の傾向を把握し、勉強方法をイメージする

複数の問題と、解答例(きんざいのFP1級実技試験の場合は解答ではなく、ポイントを列挙しているものですが)を見ているうち、試験の傾向が掴めてくると思います。当時自分が感じたイメージとしては以下のような感じでした。

  • Part1の問題は、相続や承継に関する事例で、個人事業主、医療法人、M&Aなど大きく分けていくつかのパターンがありそう。最後にFPの職業倫理を問われる。

  • Part2では不動産に関連する事例で、各種特例や税制の理解が必要。最後に関連する職業について問われる。

上記のようなざっくりした把握でも、抑えるべきポイントを整理するのには十分だと思います。そのうえで、問題ごとのポイントをノートに書き出し、質問されそうな事項をシミュレーションしてみる…ということを3週間くらい続けました。

気づかなかった面接対策。Twitterで仲間が見つかる。

資格試験直前になると、「自分模試」と称して、過去の問題をテスト時間と同じ時間(60分とか)で解いてみる、ということをいつもやっていたのですが、面接試験では模試というわけにもいかないので、自分だけでシミュレーション(こう聞かれたらこう答える)を繰り返していたのですが、どうにも本番のイメージが湧きにくい、と感じていました。そしてテスト1週間前。しばらく開いてなかったTwitterに久々にログインし、「FP1級実技」で検索してみると、「模擬面接」についてのツイートが複数。ここ数年ですっかりメジャーになった「Zoom」を使っての模擬面接をやっている人たちがいたのです。それは気づいてなかった、と模擬面接を頻繁にやっていた人にDMしてみると、「ぜひ一緒に対策しましょう!」との返事をいただき、テスト1週間前から他の受験者と一緒に模擬面接対策を始めてみたのですが、結果的にこれが一番役に立ちました。頭ではわかっているはずの特例も、いざ他人から質問されるとなかなか上手く説明できない。「こういう風に質問されるのか」と感じることや、他の人の模擬面接を聞いて「この場合は説明できないな」と思ったりなど、自分一人の勉強では気づけないポイントがたくさんありました。さらに受験仲間ができたことで本番試験へのモチベーションも向上、結果的にいいことづくめだったので、「Twitterで受験仲間を作って模擬面接をやってみる」は一番オススメしたい対策です。(※個人情報にはくれぐれも注意しましょう)

受験当日の流れと注意事項は次の記事で。


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