CMOって、結局何の会社?
CMO株式会社もおかげさまで9期。来年は10期目です。こんなに長く続く会社になるとはとても思ってなかったです。
結局我々が何しているのかよくわからん、という人もいると思うので、総括代わりに説明したいと思います。(正直我々は黒子であることがほとんどなので、具体的に何をしているというのがあまり言えません……)
今何をやっているかというと
企業向けのマーケティング・DXコンサルティング
企業向けのマーケティング研修
自社サービス開発
書籍の執筆
などです。逆に、
広告運用
短期のSEOとかLP作成とか
あたりはやっていません。ですので、いわゆる「広告代理店」ではなく、「コンサルティング」を標榜しています。また「SEO」とか「広告」など特定の専門分野もなく、マーケティングに関わることは全部やります。
例えば「SEOコンサル」だと、良くも悪くも提案がその分野に限定されてしまう可能性があり、それを避けたいという意図です。
創業以来、マーケティングを通じて大きく事業に関わりたいという個人的な願望が元になっています。マーケティングは事業戦略そのものであり、かつデジタルマーケティングはテクノロジーに近接しています。切り離せません。
9期目に入りまして、おかげさまでかなり独特の立ち位置ですが、他にない会社になってきたかなと思っています。
クライアントのほとんどはプライム以上。やりがいのあるプロジェクトに多数携わらせていただいています。
マーケティング分野にはテクノロジーの知見や広告の知見など「知」でバリューを出せる分野がまだまだ多数あると思っています。
例えば、運用広告のプロから見れば「この運用ってどう考えてもだめだよね」というのが一瞬でわかることが、企業のマーケティング担当者にはわからない、というケースは珍しくありません。
広告代理店で素晴らしい仕事をしている企業がたくさんありますが、マーケティングの領域はまだまだ深く、改善できることがたくさんあるはず。「知」でバリューを出せるトップファームとして認知されることが、弊社の一つの目標です。
今年はおかげさまでオフィス移転出来たり、各NPOや被災地、ウクライナ大使館などに寄付させて頂くことも出来るようになりました。
これもひとえにクライアントを含め、お仕事で関わっていただいた方々のおかげです。(積極採用中ですのでご連絡ください)
よく、「なんで会社を(Googleを)やめたのか」と聞かれます。そのたびに色々答えているのですが、結局の所、飽きたから、に尽きるのかもしれません。身も蓋もないですが。
そのくらいの適当な考えで会社をやめて苦労しないはずもなく、スタートアップとしてOpen Network Labにジョインさせていただいた後もずっと鳴かず飛ばずという感じで、つらい時期が続きました。
ただ、ファイナンスのオファーを頂いたり、ある程度大きな規模のピッチイベントにも参加させて頂く中で、スタートアップとしてやっていくことにどうしても違和感を感じるようになってしまい、その後、株を買い取らせていただき、独立企業としてやっていくことにしました(本当にOnlabの方々にはお世話になりました)。
スタートアップは良くも悪くも自分が商品です。創業から何期かはとにかく苦しく、早く何でもいいからexitしたいと思っていました。商品である以上、ネガティブなことは言えませんし、ギリギリ嘘ではないが「盛る」話ばかりで、深刻に自信を失うこともありました。
2022年になり、ようやく会社を長く続けられるビジョンが見えてきました。そんな一年だった気がします。
新規事業などもまた告知していきたいと思いますが、飽き性の自分が長いスパンで取り組みたいなと思うことに取り組めていることは、本当に幸運なことです。たくさんのご縁があったからこそ今の自分がいるのだな、と実感しています。
引き続き皆様のご縁をいただきながら、頑張っていきます。
励みになります!これからも頑張ります。