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1か月予報(4/2~5/1)

3月31日発表の1か月予報です。4月も気温が高く暖かいでしょう。

1.一般向け

高温傾向

向こう1か月の気温は北~東日本で高く、西日本は平年並みか高く、沖縄・奄美はほぼ平年並みでしょう。偏西風が北寄りを流れるため暖かい空気に覆われやすく、気温が高い傾向です。特に北海道でその傾向が顕著で、融雪による冠水や洪水に対して、例年より早く注意を向ける必要があります。

雨は少なめ

西・東日本日本海側は降水量は平年並みか少なく、日照時間は平年並みか多い予想で、その他は降水量・日照時間ともにほぼ平年並みの予想です。日本海側で雨が少ない傾向は、高気圧に覆われやすく平年に比べて雨の日が多くなるからです。農作物に影響が出るほどの少雨には、今のところはならないと考えています。花見シーズンは、天気に恵まれる日が多くなりそうですね。

2.専門版

熱帯

200hPa速度ポテンシャル(1ヶ月)

熱帯の対流活動は期間を通して、インドシナ半島〜フィリピンの東海上で活発、太平洋中部から東部は不活発の予測。

上層

200hPa流線関数(1ヶ月)

熱帯の対流活発による上層発散に対応して、ユーラシア大陸南部と日本の東で高気圧性循環偏差となっており、大陸から北太平洋にかけて偏西風は北偏傾向。

中層

500hPa高度(1ヶ月)

500hPa高度は中緯度帯で正偏差となり、千島の南東あたりで特にその偏差が大きい。そこを中心とする正偏差域に日本付近は入っていて、北からの寒気は流れ込みにくい。

下層

850hPa流線関数(1ヶ月)

熱帯の対流活発に対応して、南シナ海付近は低気圧性循環偏差で、南西諸島は東風偏差。またアリューシャンの南は顕著な高気圧性循環偏差となっており、上層の循環に対応しているものと思われる。

海面気圧(1ヶ月)

下層循環に対応して、海面気圧はアリューシャンの南で強い正偏差となり、日本付近も正偏差。東シナ海付近も高気圧の中心が見られ、西日本は高気圧に覆われやすく、少雨傾向。また、シベリア東部は負偏差となっており、日本付近は南高北低型となるため、西日本以北は暖気が流れこみやすい。

このため、西日本以北で850hPa気温は正偏差で、北海道付近は特に偏差が大きく、高温傾向が顕著。東風偏差で、南から暖気が流れ込みにくい南西諸島は、その辺さは小さい。

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