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1ヶ月予報(12/17〜1/16)

12月15日(木)発表の1ヶ月予報です。
冬の寒さが本格化し、日本海側は大雪となるでしょう。

1.一般向け

寒さ厳しく

向こう1ヶ月の気温は北日本はほぼ平年並み、その他は低いでしょう。冬型の気圧配置が平年より強く、全国的に低温傾向です。寒さが厳しく、冬物や暖房器具が活躍するでしょう。

大雪警戒

向こう1ヶ月の降水量は北〜東日本日本海側は多く、北日本太平洋側と西日本日本海側は平年並みか多く、東〜西日本太平洋側と南西諸島はほぼ平年並みです。冬型が強く寒気の影響を受けやすい日本海側は降水量が多いでしょう。太平洋側は空っ風の影響で雨や雪の量は少ない傾向です。

降雪量は北〜西日本日本海側で多い見込みです。特に東北〜北陸の雪の量はかなり多くなる恐れがあり、大雪による交通障害などに警戒が必要です。雪に対する対策を万全にしておきましょう。

2.専門版

熱帯

200hPa速度ポテンシャル(1ヶ月)

ラニーニャの影響で、熱帯の対流活動はインドネシア付近で活発。インド洋も対流活動が活発。

上層

200hPa流線関数(1ヶ月)

熱帯の対流活動に対応して、200hPa流星関数はインドの北で高気圧性循環偏差。亜熱帯ジェット沿いの波束伝播により日本のやや西側で低気圧性循環偏差となる。

中層

500hPa高度(1ヶ月)

500hPa高度は北極付近で正偏差で負のAOとなる。極渦はオホーツク海に予想され、日本付近は負偏差域に覆われる。朝鮮半島付近にトラフが予測され、西回り寒気となりやすい場。

下層

850hPa流線関数(1ヶ月)

熱帯の対流活動に対応して、850hPa流線関数は南シナ海で低気圧性循環偏差値、日本の南東海上で高気圧性循環偏差。上層トラフに対応して、日本海は低気圧性循環偏差。西回りで下層寒気が入る。

海面気圧(1ヶ月)

海面気圧は、大陸が正偏差でシベリア高気圧が強い。アリューシャン低気圧は負偏差で平年より強く、日本付近で冬型が強まりやすい。北海道の負偏差が大きく、低気圧の通過が多いことを示す。太平洋側も大雪となる恐れがある。また、北陸〜東北はJPCZに伴う気圧の谷が予想され、多雪傾向。

850hPa気温(1ヶ月)

850hPa気温は、強い冬型に対応して東北〜南西諸島で負偏差。西回り寒気の影響で西日本や南西諸島で特に低温傾向が強い。低気圧前面の暖気移流の影響を受けやすい北海道は偏差0付近で、どちらかと言えば高温傾向。

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