まとめ「社会価値を高めるパーパス経営とは?」from News Pics
News Pics の特番であるThe UPDATEで放送(2022.03.01)された「社会価値を高めるパーパス経営とは?」の要点をまとめてみました!
今回は、出演者のお話の中から、特に私の心に響いたものをピックアップしていきます。
1. 背景
消費者行動の変化!
「ただモノを買う」から「社会を良くするために買う」へ
会社の存在意義が問われる時代。「パーパス経営」はかなりホットなワードとなっています。
まず、背景として、2017年の調査から年々、企業の信念を意識する消費者の割合が増えている、といった消費者行動の変化があげられます。
このような背景の中、企業の経営理念や行動指(mission/vision)の重要性も注目されていますが、
ミッション/ビジョンとパーパスの大きな違いは、主語の在り方にあります。
ミッション・ビジョンが「企業やブランドがどうなりたいのか」と、一人称を扱っているのに対し、
パーパスは「どんな社会を作りたいか」と、三人称的視点を含んでいる点です。
パーパスでは「社会にどんないいインパクトを与えられるか」が重要になってくいきます。
2. 今、どんなパーパスが企業に求められているのか?
「ブレない存在意義」
「うちから湧くモノ」
現代は、ダイバーシティ・多様性にあふれる社会です。つまり、「全員にとって正しい世界はもうないんだ!」ということにつながります。
対象になる人物像はさまざまであり、ブレない存在意義、つまり、自分が強く信じて「この人たちのためになるんだ」と強く信じることが大切となってくるのです。
また、ESG投資の観点から、「時代の流れだから。。。」と経営方針にSDGsに絡めた企業像を作りだそうとする会社もあります。しかし、経営者自らが「困難を乗り越えながらそれでも向き合いたい」と思える課題に取り組むことが最重要である、と鈴木さんは言います。
3. パーパースの本質と落とし穴
ではパーパスを追求することにはどのような落とし穴があるのでしょうか?
「パーパスが強すぎて病むことがある」
「パーパスは変わることもある」
まず、パーパスが強すぎると、逆に経営者・社員の頭を悩ませる種となってしまうことがあります。
また、パーパスは時代と共に変わることもあります。
今、重要視されているパーパスが、十年後には全く必要なくなっているかもしれない。
明確な強いパーパスを設定し、ソリューションが素晴らしい!という立ち位置で経営をするのではなく、企業が柔軟に対応できる状態であることが大切です。
4. 社会的価値と企業的価値を両立するための経営とは?
「人財」を重宝する
「価値向上のためのブランディング」
パーパスを大切にして経営するにあたって、社員の利他心の高さはとても重要になってきます。
課題を愛着心を持ち、「この課題に一生かけて向き合っていきたい」という想いを大切にし、経営者・社員がpurpose drivenの状態であることが望ましいです。
理想的な在り方とは、マーケティングで数字を見てから売れる・売れないの判断を下すのではなく、「想い」を先にして数字を追う在り方。
また、企業の社会貢献の取り組みの発信も重要です。
企業が社会に対して行う社会貢献活動。これをメディアで発信することで、社会に対して「なぜ、この活動が必要とされているのか?社会で何が問題となっているのか?」と問題提起をすることができます。
その問題提起を受け取って、他の企業・団体がアクションを起こす、といったサイクルが可能になるのです。
また、企業の活動に賛同した消費者から支持を受けて利益を伸ばすことで、その利益をさらに違った形で社会に還元する、といった好循環も生むことができます。
まとめ
「パーパス経営」とは、ミッション・ヴィジョンとは異なり、社会へ目を向けたメッセージ性を含んでいることがわかりました。
「会社の存在意義」とはかなり強烈な言葉ですが、京セラの濵野太洋さんが言う
「長く受け入れられるには『世のため人のため』この一択」
という言葉から、会社の存在意義が問われる重要性がずっしりと伝わってきました。
また就職活動、真っ只中の私ですが、やはり利他性の高い「パーパス driven」の企業には非常に惹かれるものがあります。
就職活動を通して「本当にいい企業」に出会い、社会貢献に対して同じ方向性をもった経営者・仲間と共に、ビジネスを通して社会に利益を還元していく未来を実現させたい!と強く思った回でした。
応援してくださり本当にありがとうございます☺️ 自分の夢を掴めるように、大学生活をがむしゃらに頑張る費用にします!